ODA民間モニター

2009年10月 5日 (月)

日本は貧困者が多い?

最近、「貧困」が話題になっています。日本は貧困率が先進国ではアメリカに次いで2位だそうです。

そうですかねー?

民主党の長妻さん(厚生労働大臣)が日本の貧困度を政府として調査するそうですが、どんな調査をするのでしょうか?

経済協力開発機構(OECD)の調査で、その国の平均所得の半分以下の人は貧困者(貧乏人)と位置づける相対的な統計値です。(日本は年収200万円ぐらい)

一方、途上国では一日1ドル以下の収入しか得られない人の数値などによる絶対貧困率もあります。(バングラデシュでは年収4万円ぐらい)

先進国の日本では「私たちは貧しい!」と主張している反面、バングラデシュなどの最貧国では「私たちは幸福を感じる」という幸福度が高いという傾向もあります。

民主党やマスコミが「貧困と格差」について盛んに煽っている感じです。

先進国日本では「貧困度=金持ちの不満度」かな!

こんな感じで日本国内の貧困が注目されて、途上国への経済協力ODAに対する反発が強まることが懸念されます。そうならないように!

貧困度について、以下にわかりやすい記事がありましたので無断で転載します。

貧困度を測るためには、絶対的な貧困度や相対的な貧困度の指標が取り上げられる。前者の例としては、1日1ドル以下の所得の人の比率、後者の例としては平均所得(中央値)の半分以下の所得の人(世帯)の比率などが上げられる。

 相対的貧困度の指標がOECDで算出されて日本は先進国の中でも貧困度の高い国だとされ、日本のマスコミや識者も取り上げた。社会実情データ図録でも取り上げようかと迷ったが見合わせた。相対的貧困度は貧困度の実感とどう関係するか分からなかったからである。

 貧しさの実感に沿うようなデータが見つかったので掲載する。これは、お金がなくて、食べ物や医療サービスや衣服といった生活必需品(サービス)が買えなかった経験を持つ者の比率である。これこそ貧困というものだろうという気がする。

 原資料となっているGlobal Attitudes Projectは、「44 カ国、約38,000 人を対象に、世界的に行なわれている世論調査のプロジェクト。自らの生活状況から、現在の世界情勢に対する考え方まで、あらゆる分野にわたって調査を行なっている。」(平成18年版経済財政白書)

 対象国は、日本、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、イタリア、ロシア、中国、韓国、インドという主要先進国にロシア、中国、韓国、インドを加えた11カ国である。

 これを見ると日本は食料、医療、衣服を買えなかったものの比率が、それぞれ、4%、4%、5%となっており、いずれも対象国中最も低い数字となっている。このデータによれば、日本ほど貧困者の少ない国はないという判断になる。

 米国は日本より1人当たりのGDPの水準が高いにも関わらず、食料で15%、医療で26%、衣服で19%もの人がお金がなくて買えなかった経験を過去1年間に有している。「豊かさの中の貧困」という表現がまさに当てはまる。

 特に米国は、中国と並んで、食料、医療、衣服という必需品の中で医療サービスを買えなかった者の比率が食料と衣服に比べて高く、医療制度に問題があると言わざるをえない。米国人の平均寿命は先進国中では最低レベルであるが、それを別の面から裏付けるデータといって良い。米国では健康保険への加入者比率の低い地域ほど平均寿命が短いというデータがあるが、これもこの点と関連している。

 インドは途上国の代表的な結果を示していると考えられる。生活必需品を買えなかった者が4~5割に達している。

 そんなに生活困窮者が多いのかということで驚くのはロシアである。貧しさ故、食料を買えなかった人が50%いるというのは何という状況だろうか。ロシアでは平均寿命が縮まっており、最近では男の平均寿命が60歳を切っている。さぞかし大変な社会になっているのだろうと推測していたが、こういうデータを見せられると想像以上の状況であることが多少なりともうかがえる。ロシア人の心境としては、欧米先進国が環境問題や人権問題などでロシアを非難するのを聞くときれいごとを言っていると反発したくなるのではと推測される。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月30日 (水)

九大とバングラ(2)

九州大学がバングラデシュのグラミン銀行と連携して開発している電子通帳が今盛んに注目されています。最近では、NHKテレビでも2回ほど放送されたのを見かけました。

以前に地元の西日本新聞で紹介された写真の実験機みたいな端末機から比べて、今テレビで見る端末機は実用性に近づいているなと感じられます。これなら使えるのかな!

でも、いまだに納得できないのが、なんで端末に太陽光電池を使わなきゃいけないのか? 

預金データや借金データを端末に保存するのかな?

電力が不安定で停電が多いからと言って太陽光を使うのは解せない。バングラデシュ国内でたくさん普及している携帯電話は太陽光電池ではなく充電式だと思う。携帯電話が充電式ならこの端末機も充電式でよいのではないか。

そして、わざわざ新しい端末機を作らなくても携帯電話機にその機能を持たせればよいのではないかとも思う。

また、ITを使った機械ではなく、普通の紙の通帳でもよさそうだけど・・・

この開発について、もう少し私も注目していきたいです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月 2日 (日)

モニター同窓会

20090802_img_0088ちょうど1年目の8月1日にバングラデシュへ一緒に行ったモニターメンバーが当時の団長の住まいがある福島県いわき市に集まって同窓会をやるということになりました。私としては初の東北行きでわくわくの旅行でした。

メンバー11名のうち男子!(校長先生である団長が私たちを男子と呼んでいた)のみ6名が出席し、残念ながら女性たちは外国へ留学中やボランティアに忙しいなどで全員が来れなかったけど・・・

うち男子!4名が東京駅で集合していわき市まで高速バスで行くことになり、出発前に大丸でおいしい蕎麦で昼食を済ませ、ワイワイガヤガヤとまるで遠足のような気持ちでした。

いわき駅前で団長ともう一人のメンバーと落ち合って一年ぶりの再会を喜び合いました。姫路から15時間かけて「青春18キップ」で来た猛者がおりました。会ったすぐに「姫路から何で来たか当ててみて!」 と開口一番の質問でした。相変わらず駄洒落の連発の彼でしたが、今時携帯も持っていない人で、あの後携帯を買うと言っていたけど買ったかな?

20090802_img_0083その日は海が見えない多分海岸そばの民宿でたくさんの海産物と酒で大いに盛り上がり夜遅くまで話が尽きませんでした。まるで学校の同窓会のようでした。

ご馳走は、あわび1匹丸ごと網焼き(丸ごとは生まれて初めて食べた!)、

かつおのたたき(おいしかった!団長がお代わり催促していたけどもう品切れだったもよう!)、

その他に、真鯛の蒸し焼き?、かに、めひかり、などなど・・・(みんなおいしかった!たくさんあったけど何を食べたかもう忘れてしまった!)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 5日 (日)

九州大学とバングラデシュ

「貧困脱却に九大技術 バングラで「電子通帳」実験! 

今日の西日本新聞1面に九州大学とグラミン銀行との間で電子通帳の普及実験をやるという記事がでっかく載っていました。九州でもこんなことをやっているのですね。

これもムハマド・ユヌスさんが提唱しているソーシャルビジネスのひとつでしょうか。

記事を読んだ限りでは、日本の銀行カードシステムやバングラで普及が進んでいる携帯電話をそのまま利用すれば簡単に出来そうだと感じましたが、現地の電力事情やネットワーク事情など悪条件の中ではそうはいかないのでしょう。

写真を見た限り、使っている機械はまだ実験段階のような装置で実用化には時間がかかりそうな感じです。記事には2年後の実用化を目指すと書いてあります。

JETROが資金を支援をしているようですが、出来ればどこかの企業が主体でやってくれるともっと良いものがもっと早く作れるのではないかとも感じます。企業が興味を持たないものは市場に出ない可能性が高いです。

新聞記事のリンクです。http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/106768?FORM=ZZNR2

 九州大学は、貧困層救済のための独自の融資制度でノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのグラミン銀行グループと提携、同国でICカード式の電子通帳を普及させる事業を始める。現在の紙帳簿と手作業による出入金管理を九大キャンパスで使う独自の情報技術(IT)で効率化する。近く首都ダッカで実証実験を始め、2年後の実用化を目指す。日本の大学が独自開発の技術を活用し、発展途上国の社会基盤整備に貢献する新たな取り組みだ。

 九大、シャープ、財団法人ニューメディア開発協会の共同事業で、日本貿易振興機構(JETRO)が助成。JETROによると、インターネットサービスなどを展開するグラミン銀行傘下「グラミン・コミュニケーションズ」と提携する。6月にJETROの貿易投資円滑化支援事業(2年間)に採択。初年度は7000万円まで助成。早ければ8月に事業が始まる見通しだ。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 3日 (水)

「まわり中見渡す限り水、水、水。でも飲み水はない」

「まわり中見渡す限り水、水、水。でも飲み水はない」!!!

バングラデシュでまたサイクロンが襲来して大きな被害がでています。現地でずっと支援を続けている日本NGOの方のブログでの悲痛な声を紹介いたします。是非読んでください。

http://www.shaplaneer.org/fujiokablog/

そんなに大きなサイクロンではなかったようですが、高潮のために沿岸の貧弱な堤防が広範囲に決壊したようです。粘土を固めて盛り上げたようなもので、とてもじゃないけど堤防といえるものではありません。

ベンガル湾に沿って長ーい長い海岸線からの洪水を防ぐための堤防を作るのは大変です!

固めるための砕石もほとんどない国でどうするのか?

ODA支援で賄えるか?

有明海でも昔は毎年のように洪水が起きていたけど、結局、日本の経済発展のおかげで堤防補強がすすんで今ではほとんど心配しなくて良い状態になっています。

バングラデシュでも洪水にも負けずに経済発展を続けていかないと解決できないかもしれません。

でもでも何とかしないと・・・

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月19日 (月)

移動中

移動中のバスから撮った写真です。

P1110304 肉屋です

P1110307 パイナップルもあったんですね

P1110320 遊園地です。ほとんどが日本から遊具を持ってきているそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月18日 (日)

移転補償

Dsc_0013  ジャムナ大橋の建設に伴って新しい土地へ移転を余儀なくされた人たちへのインタビューを行ないました。バングラデシュに来て始めての住民の人たちへの接触でした。

事前に聞かされていたとおり、有名人が来た時のように人が集まってきます。

橋の西岸にある移転地の集落にバスが着いたらたくさんの人たち、子供たちが一挙に集まってきました。ここの集落の全員が集まってきたのではないでしょうか。

Img_0232 すぐそばまで寄ってきますが、体に触ったり話しかけたりはしません、ニコニコしてそばによってくるだけです。

新しく法律を整備して、住民に対する移転補償が本格的に実施された最初の事例だと聞きました。河川敷や中洲などに住んでいた不法居住者に対する補償も行われています。川の東岸では少しトラブルもあったような話も聞きましたが、今回は無難に収まった西岸の住民にインタビューをしました。

Dscf0036移転前は田んぼで米を作ったりしていたが、今は田んぼがないのでリキシャを引いたりして別の仕事をやっている。昔のように田んぼで米を作っていたほうが良かったけどの話しもありましたが、総じて大きな不満はないような感じでした。

 

P7214154Dsc_0032

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月15日 (木)

バングラの洪水対策

バングラデシュの地図を見てください。

地図にある水色の線は川を表わしています。ガンジス川、ジャムナ川、メグナ川の大河川などが国土を分断していることがわかると思いますが、今回はバングラデシュの洪水対策について考えて見ます。

私が見た川のほとんどに堤防は見あたらなかったのですが、これだけの川に堤防を作って洪水をなくすということはとてもとても出来ないなとつくづく感じました。あまりにも川は大きくて、あまりにも川の数が多すぎます。

そして、堤防を作るには川岸の地盤が粘土状の土壌で軟らかすぎる、堤防を固める石が殆どないなどを考えていくとやっぱり困難であることがわかります。

民間モニターの視察のなかでは洪水対策の話はまったくなかったのですが、もうすでに検討されてムリだとの結論が出ているのでしょうか。

雨季時には国土の40%が水に浸かることに逆らわず仲良く付き合う事を考える必要があるようです。洪水のおかげで肥沃な土地が出来て米がたくさん獲れる長所もあります。

下の地図をクリックして大きな画面で見れば感じてもらえるのではないでしょうか。

Bangladesh_map_2

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月13日 (火)

「国際標準」の技術

先日の日経新聞の社説に、日本の産業界も「国際標準」を取り入れるようにと提言していました。インドの貨物鉄道の円借款でも「日本の技術基準」とインドが取り入れている「国際標準」に合致していなかったけど、お金を貸す側の力が強かったのか、なんとか日本の企業が受注することになったと書いてあります。

日本の技術力は世界的にも最先端を歩んでいるのですが、どちらかというと日本独自の方式が多く、欧米の企業との協調が少なく国際競争に弱い面があります。反面、日本国内には外国企業が入りにくいという日本企業から見たら有利な面があります。

特に日本の企業は、記事にも書いてありますが公共事業や超大企業や親会社の標準仕様の下で技術を伸ばしてきているのでこんなことになってしまったのでしょう。

ODAの外国への経済支援にはタイド方式とアンタイド方式があり、支援する側の国の企業だけがひも付きで受注するタイド方式と、どこの国の企業でも自由に受注できるアンタイド方式があります。現在はほとんどがアンタイド方式で実施することが主流となっていますが、インドの貨物鉄道の場合は結果的にタイド方式になったようです。

バングラデシュのODA案件を見ると、無償支援の気象レーダー整備がタイド方式にあたるでしょうか。JBICでの入札でも1社のみの応札だったようで、がちがちのタイド方式といえます。日本国内に設置してある気象レーダーも多分某社1社だけが作っているのでないかと思うのでこれは仕方がないかとも言えます。

もう一つ、日本が200億円もの円借款を拠出した巨大プロジェクトのジャムナ大橋建設では日本の企業は入札で負けて受注できなかったそうです。これがアンタイド方式です。

社説に書いてあるように日本企業も「国際標準」に対応し、どんどん他国のODAに応札して受注できるようになれば良いなと思いますが・・・・

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月12日 (月)

ジャムナ橋建設

久しぶりにモニター視察案件の紹介です。

P1110364ジャムナ橋に到着したら、まず橋の建設工事などについてのプレゼンがありました。英語での説明はほとんどわからなかったけど、プロジェクトを使った説明でなんとなく理解できたかなと感じです。

視察の最初の案件だったのですが、バングラデシュ国土の環境の厳しさがしっかり感じられたプレゼンでした。

  一番びっくりしたのが、ジャムナ川の流れが一定していないと言うことです。洪水のたびに大雨のたびに川の流れが変わっているようです。Img_0225プレゼンの画像で少しはイメージが湧くと思いますが、日本のきれいに整備されて流れが安定している河川と比べるとまったく違っています。

このために橋を建設する前にまず川の流れを一定にするために護岸工事が行なわれています。その護岸工事も川岸に堤防を作るのではなく、川の水面下まで深く掘って護岸工事をやっていました。ちなみに全工事費約700億円の約半分がこの護岸工事にかかっています。橋本体工事より以上の費用がかかっています。

P7210119そして橋げたの建設も大変だったようです。デルタ地帯特有の軟弱な地盤で、地下の固い地盤まで打ち込んだパイル(杭)の長さがなんと83mもあったそうです。バングラデシュの大河川に橋を建設するのが如何に大変かと言うことがしっかりわかりました。

この国で最初である長さ4.8kmの大橋を作るのに約700億円かかっています。バングラデシュ国内には、この規模と同じ大橋をまだまだたくさん作る必要があります。これからどこまで整備できるかとても想像ができません。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月31日 (水)

2009年度ODA予算

2008年もまもなく終わりに近づいています。テレビでも紅白歌合戦が始まっていますが、来年も何か面白いことや楽しいことが出来ればと思っています。

さて、先日、2009年度一般会計予算の政府案が発表されました。そのなかのODA予算について記述します。以下の青文字は新聞記事です。

政府開発援助(ODA)の予算額は今年度比4%減の6722億円。10年連続の減額でピークの1997年度比42%減となる。ただ、「顔の見える援助」と外務省が重視する無償資金協力と、国際協力機構(JICA)が実施する技術協力はそれぞれ今年度比1.3%増え1608億円、1558億円だった。増額は無償、技術協力とも9年ぶり。

ODA予算の減少が続くなか、今回の予算編成では、国際的な統計のベースとなる「事業量」を伸ばすことに重点を置いた。ODA事業量は無償、技術協力に円借款や国際機関への出資などを加えたもの。円借款の事業規模を今年度から500億円増額し8200億円にするなどして、事業量は14%増の1兆8千億円程度を確保した。

予算の総額が減って、二国間援助の無償資金と技術協力がちょっとばかり増えたということは、国連機関や国際金融機関への拠出が減ってしまうのでしょうか?顔が見えるところだけが増えて、見えないところはグーッと減ってしまうようです。世界の貧しい人に届く援助はやはり4%減額になります。これでよいのでしょうか?

そして、ODA事業量は1.8兆円と大増量になっています。予算が減って事業量が増える仕組みはさっぱりわかりません。私の想像では、過去の円借款の回収金が増える分やその他に政府の埋蔵金からでも持ってくるのでしょうか?

いずれにしても麻生首相も言っていましたが、円高の影響でOECD-DACの各国別ランキングで日本は少し順位が上がる可能性があります。

それでは皆さん良いお年を!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月30日 (火)

バングラデシュで総選挙

昨日29日にバングラデシュで約2年遅れの総選挙がありました。結果はまだわかりませんが、これで選挙管理内閣から正規の政府が発足し、本格的な政策が実行されていけば良いと期待しています。

きちんとした政府が出来て、国の長期的な発展を考えた政策を実行できれば、今まで以上の経済成長も見込まれます。選挙後の騒動がなく順調に新政権が出来る事を願っています。

以下は、日経ネットの記事を転載しています。

バングラデシュで総選挙、30日にも大勢判明

 【ニューデリー=小谷洋司】バングラデシュで7年ぶりの総選挙が29日、投票された。二大政党のバングラデシュ民族主義党(BNP)とアワミ連盟(AL)の接戦が予想され、開票作業は即日始まり、30日午前にも大勢が判明する見通し。非常事態宣言がほぼ2年にわたって続いた同国が今回の選挙を経て、暴力を伴う政治対立や汚職など、政情安定に向けた課題を克服できるかどうかが焦点となる。

 同国議会は一院制で定数は300。有権者は約8100万人。現地メディアはALの優位を伝えている。昨年1月投票を予定していたが、ALなど野党連合のボイコットや野党支持者と治安部隊の衝突などの混乱を受けて非常事態が宣言され、延期されていた。(29日 23:19)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月26日 (金)

リキシャ

昨日、東京広尾のJICA地球ひろばに行って来ました。その玄関のところに懐かしいリキシャが置いてあったので写真を撮ってきました。

どこから持ってきたのか聞かなかったのですが、バングラデシュからでしょうか?

自転車がなんとなくバングラデシュのものよりちょっと大きいし、飾りが少し粗末な感じでしたので、違うかなと感じです。

Sn330127

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月20日 (土)

ジャムナ橋のたもとで

P1110413_2  視察案件一番目のジャムナ橋のたもとです。橋のたもとはフェンスと軍隊でガードされていました。この橋は、道路以外に鉄道や送電線、ガスパイプも通した多目的橋になっています。橋の長さは約4.8kmです。

P1110423  民間モニターメンバーの初登場です。一般枠から8名、教員枠から3名でした。特に一般枠の女性4名は皆若い大学生でした。おかげで移動中のバスのなかでも食事のときでも賑やかだったことが思い出されます。

P1110421_3

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月19日 (金)

製材所

P1110249 初日の朝の移動の時から、早速おなかの調子がおかしくなった人が出て、途中停車したところです。一人がトイレに駆け込んだときにメンバーが撮った写真です。

すぐそばの製材所の人が、撮ってくれ!のモードに入っていました。

P1110236

これが移動時に世話になったマイクロバスです。  P1110238

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月17日 (水)

車窓から(水のなか)

P1110218_2バングラデシュ定番の風景です。雨季ではあたり一面が冠水して海のようになっていますが、当然、海ではありません。

たくさん見える煙突はレンガ工場です。乾季に稼動して雨季はお休みです。レンガを作るために周辺の泥を取りすぎて、低地になったのか? 泥水を呼び込んで自然の力で泥を集めているのか?

P1110198

道路のすぐそばに船着場がありました。雨季の時だけの船着場なのか?ここに川があるのか?

質問することも思いつかないまま、驚きなままバスは通り過ぎていきました。

P1110196_2

水辺に、ものすごく長い竹材が集めてありました。こんなに長い竹は、車で運べないので、やはり船で運んできたのではないかと思いました。

竹材とレンガは、ビル建築に欠かせない材料のようです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月14日 (日)

バスの車窓から

いよいよODA案件視察が始まります。初日は、ジャムナ川にかかるジャムナ多目的橋へ向かいます。首都ダッカ市から3時間ぐらいの道中です。

朝7時30分ごろの出発で、ちょうど出勤の途中の人や朝のラッシュアワーでしょうか、そのなかをひたすら北へ進みました。

途中、バスの中から見えた街の風景です。

P1110137 バスは皆こんな感じで傷だらけ!  

P1110145  朝の出勤中の人が歩いています。近くには縫製工場がたくさんあるそうです。

P1110159

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 9日 (火)

初日の夕食はベンガル料理

P1110119 バングラデシュに到着した初日のダッカ市内での夕食の店です。昼食も含めて毎回の食事場所は、いろいろ気をつけて選んでくれていたようです。市内でも高級なクラスのベンガル料理の店で、なおかつ安全なところです。

料理は、インドカレーに似ていたようですが、あまり辛くないなというぐらいで、どんな味だったかは覚えていません。

 

 

P1110129 バングラデシュはイスラムの国なので、普通のレストランには酒類はありませんが、自分で持ち込むことは出来ました。免税店から買ってきた缶ビールが100円ぐらいで買えたようです。この缶ビ-ルをクーラーボックスに入れて地方に出かける時も、飛行機で移動する時も持ち歩いて、夕食時にはいつも飲んでいました。

朝食や昼食では一切飲んでいませんです。はい!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 8日 (月)

バングラホテル

バングラデシュに到着したその日は、日本大使館でミーティングと大使への表敬訪問がありました。大使館での写真を掲載したいのですが今回は控えておきます。

宿泊したホテルは、大使館からすぐそばの静かなところにありました。部屋は狭かったけど、清潔で落ち着けるホテルでした。

Img_0213

Img_0283  Img_0286

ホテルのそばで見た奇妙な車です。リキシャみたいですがエンジンがついているみたいです。

Dscf0016

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 7日 (日)

バングラに到着

バングラデシュに到着した日は雨でした。ちょうど雨季に入ったところでこれからずーっと雨の中で各地を廻るのかと思っていましたが、幸い初日だけが雨で、あとは晴れた日が多く、みんなは珍しいねと言っていました。

近頃はネタ切れ状態なので、これからは少しずつ写真を掲載していきますのでよろしく!

P7204110

飛行機から見た冠水状態のバングラデシュです。水の中に送電線が走っています。

P1030395

空港出口から見たフェンス越しに迫るバングラデシュの人々(野次馬?)です。どこへ行ってもこんな感じでした。

Imgp0026

空港から市内へ向かう時に並走していたバスです。ほとんどのバスがこんな感じで傷だらけでした。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 1日 (月)

塀の向こうに!

Dsc_0185

クムディニ病院の正門です。たくさんの人たちがフェンスにかじりついています。我々日本人が来たから見に来たのか、いつもこんな状態なのかはわかりませんが、ダッカ空港に到着した時もこんな感じでした。

珍しい人間を見に来たのか、単純にヒマだから集まってきたのか?

好奇心で寄ってくるのでしょうか?寄ってくる人は意外とおとなしく話しかけることもないし、体に触ることもありません。もちろん危険を感じることもありません。

バングラデシュの紹介の中で、街中に出るとスターか有名人になった気持ちになりますよと話があったけど、その通りでした。写真を撮ってもみんなニコニコして写ってくれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月30日 (日)

大歓迎!

P1110446 モニター視察初日のクムディニ病院では大歓迎をしてもらいました。

草の根無償援助で供与した発電機の引渡し式のために井上日本大使も出席した関係もあったのでしょうか?財団の理事長をはじめ、グループ企業のたくさんの偉い人たちも出席して挨拶のなかで理事長が一人ずつ紹介していました。

P1010438出席者を一人ずつ紹介することはバングラデシュの慣習でしょうか、紹介する人の漏れがないように気を使っているのが感じられました。他の場所でもそうでしたが、この紹介が結構時間をかけていました。ちょっと偉いかなという人がこの人も紹介しなくちゃダメだよという感じです。

それに比べ私たちは誰も自己紹介をやりません。団長だけが挨拶をしていましたね。団長ご苦労さんでした。

Dsc_0141ムディニ病院では、同じ病院の敷地内に小学校、中学校クラスや看護婦養成学校などが併設されています。

病院に着いたらすぐ理事長から感謝の挨拶があった後に敷地内にある女学校の小学校か中学校ぐらいの女生徒たちのマスゲームがありました。赤いスカートの生徒は低学年で地元の子供、黒いスカートの生徒は高学年で全国から集まってきた子供で寄宿舎に入っているそうです。

Dsc_0147

マスゲームのあとは、病院内を案内してもらって途中で発電機の引渡し式が行なわれてから、今度は講堂みたいなところに案内されました。ちょっと暗いところで何が始まるかと思っていたら子供たちの踊りや歌が始まりました。民族踊りでしょうか、小さな子供もおりましたが高学年の女性の踊りはもうプロではないかと思えるほど素晴らしいものでした。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月25日 (火)

札幌の人!

明日26日に、バングラデシュのODAモニターメンバーの一人である明瀬さんがJICA札幌のイベント「進化するODA」で報告いたします。

札幌の人!近くの方、是非参加してください。

☆ JICA札幌のイベント情報

  ◆ 第49回JICA札幌国際協力市民セミナー「進化するODA」  11/26(水)

Dscf0133 2008年10月1日、新JICAが誕生しました。独立行政法人国際協力機構(JICA)と国際協力銀行(JBIC)のODA部門が統合し、世界最大規模の二国間援助実施機関へと生まれ変わったのです。これによって日本のODAはどのように変わろうとしているのか。ODAの現場では何が起きているのか。今年7月にODA民間モニターの一人としてバングラデシュを訪れた明瀬さんにお話を伺いながら、新JICAのあるべき姿についてみなさんと議論します。
 
 日時:11月26日(水) 18時30分~20時30分
 会場:JICA札幌 ブリーフィングルーム
    札幌市白石区本通16丁目南4-25
 問合せ先:市民参加協力課 徳田・正井
      電話番号:011-866-8393  ファックス:011-866-8382
      Eメール:
sictp2-ed@jica.go.jp
 
【関連ファイル】
 第49回国際協力市民セミナー「進化するODA」(PDF/176KB)
 
http://www.jica.go.jp/sapporo/event/docs/081126.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月24日 (月)

草の根無償(2)

クムディニ病院には、2回の「草の根無償」援助がされています。2回目は、平成18年度に約2997万円の資金供与でガス発電機が購入されています。草の根無償の支援額が原則1000万円であるにもかかわらず約3000万年になったのは、それだけこの病院の福祉活動に対する評価が高かったのでしょうか。

Dsc_0083 我々モニターが訪問した日は、その発電機の引渡し式も行なわれるということで井上大使夫妻も出席されて、盛大なセレモニーで歓迎されました。セレモニー行事と理事長自らの施設内案内とかで時間をたくさん使ってしまい、肝心なモニター視察に対する説明が置き去りにされていましたが、帰る間際になってやっと手術室などに案内してもらい事なきを得ました。

2回目の援助で購入したガス発電機は、450KVAが2台とやや大き過ぎるぐらいのものでした。

援助の目的で一般的に言われていることは、バングラデシュは停電が多いのでその対策にとのことですが、担当者の説明を聞いてみると、電気料金を払うよりガス発電機の燃料代が安いとのことで、これからは一日じゅう発電機をまわしていきたいと話してありました。電気代が安くなり、停電の心配もなくなり、一石二鳥の効果があります。

ODAモニター資料には、「バングラデシュの電力事情は恒常的に劣悪なことに加え、電力需要が年々増加傾向にあることに起因し、停電が頻繁に起こっている。そのため、病院各種医療サービスの提供に重大な支障を生じており、医療機関への安定的な電力の供給が求められている。」と書いてあります。

Dsc_0095 発電機が2台もあるけど、病院全体の電気使用量は発電機1台で充分賄えるらしく、もう1台は予備機として交互に使っていくそうです。

うん?それはちょっともったいないのでは?と思ったけど、この病院の長年の福祉活動に免じて許してあげましょう。

理事長の歓迎の挨拶のなかでは、発電機を購入する際に、税金のことでひと悶着あったそうですが、英語がよくわからないので詳しいことはわかりませんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月23日 (日)

草の根無償

ODAの無償資金協力の中に、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」というのがあります。今回の視察案件でも、クムディニ病院とサッポロ歯科大学病院の2箇所で診療器具などを無償供与している案件がありました。

Dsc_0108この草の根無償は、途上国の現地で活動している団体を対象として支援する仕組みです。

聞いたところによると、5年以上継続して活動している団体などを対象として、原則1000万円以内の無償支援をしています。支援実施の審査をするのは現地の大使館で、本国で審査する他の支援と比べると、迅速に対応・実施が出来ることが特長のようです。

P1010444案件を見て私が感じたのは、右の写真でわかるように日本の設備と比べると粗末な設備が多いようです。無償資金の支援を受ける団体が自分で調達しているので、たくさんの物を安く買おうとする姿勢が良く見えてきます。

クムディニ病院の場合、平成14年度の支援64551米ドル(約780万円)で、救急車兼移動診療車・外科手術台・保育器・エアコン・吸引器・電解質分析器などを購入しています。

Dsc_0194日本人が購入して支援する場合は、粗末なものは与えられないと考えて、日本と同じレベルのものを支援するでしょう。救急車だけでも1000万円以上になるのではないのでしょうか。現地の人が調達すると、たった780万円でこんなにたくさんのものが買えます。

現地で調達する品物は、修理するにも現地で出来るというメリットがあります。安上がりで長持ちすることが出来るこの支援方式はなかなか良いなと思っています。

また、原則1000万円の上限をもう少し上げても良いかと思います。案件に係わる日本の関係者もたくさんいるようで、支援する金額の割には効率が悪いのではないでしょうか。

以下は、外務省の資料から抜粋したものです。 

(1) 草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下、「草の根無償))は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度である。
(2) 草の根無償は、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関、並びに途上国において活動している国際及びローカルNGO(非政府団体)等が現地において実施する比較的小規模なプロジェクト(原則1,000万円以下の案件)に対し、当該国の諸事情に精通しているわが国の在外公館が中心となって資金協力を行うものである。
(3) 本スキームは、開発途上国の草の根レベルに直接裨益するきめ細かい「顔の見える援助」であり、また、機動的な対応が可能な「足の速い援助」であるという特徴を有している。
(4) なお、開発途上国において日本のNGOが実施する草の根レベルの経済・社会開発協力事業については「日本NGO支援無償資金協力」を通じ、また、開発途上国におけるNGOや地方公共団体が実施する文化・高等教育振興事業については「草の根文化無償資金協力」を通じそれぞれ支援を実施する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月14日 (金)

福岡方式

Dscf0239 ダッカ市内に2つある大きなごみ埋立て場のうちの一つのマトワイル最終処分場に行ってきました。数年前までは、臭いがきついし、ごみは散乱しているし、埋立て場からの排水が周辺に流れ出して汚染を広げていたそうです。改善前と改善後の写真を見せて、如何に良くなったかということを一生懸命に説明してもらいました。

まだ臭いは相当ありましたが、数年前と比べると格段に良くなったと言われるとなんとなく納得です。

ここの処理場は、福岡方式という福岡市と福岡大学が開発した埋立て構造が採用されています。

右の写真は、埋立地の内部から空気を出す管です。

福岡方式は、埋立地の底部に浸出水排水管を設けて、排水する機能と同時に、管の上部に空気を通して内部のメタンガスを浄化させる機能も備えています。イランやマレーシアなど今はたくさんの国で採用されているそうです。隣県の人間ですが、ちょっと鼻が高くなります。

準好気性埋立構造(福岡方式)は、福岡市と福岡大学の協力により開発されました。埋立地の底部に栗石と有孔管からなる浸出水集排水管を設け、浸出水を出来るだけ速やかに埋立地の系外へ排除し、埋立廃棄物層に滞水させないようにした構造です。その結果、埋立地基礎地盤への浸出水の浸透を防止するとともに、自然換気により集水管から埋立地内部へ空気を取り込むことによって、廃棄物の好気的な分解を促進し、集水する段階で出来る限り浸出水を浄化しようとするものです。

Img_1156_2

おまけです! 世界のナベアツならぬバングラのナベアツでした。誰だ?

Img_1530   Img_1529

 

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月13日 (木)

官民連携

今日届いた国際協力新聞に良い記事がありましたので紹介します。日本貿易振興機構(ジェトロ)の平野克己さんの記事です。 

「投資を行なうのは企業」

なぜ今、開発援助の現場で官民連携が注目されているのでしょうか。

開発援助の目的は、第一に途上国に経済成長をしてもらうことです。経済成長するためには投資が増えなければなりませんが、投資をするのは民間企業です。ですから、経済成長を考えれば企業と連携することは当然なのです。企業が反応しない援助は、少なくとも経済成長には結びつきません。

日本がこれまで援助で力を入れてきたアジアは、非常に人口密度が高い地域です。人口密度が高いということは経済密度が高く、企業の密度も高い。どこに道路や橋や工業団地をつくりましたとあえて宣伝しなくても、「インフラ(社会経済基盤)が作られたあの国に進出しよう」という動きが起きてきます。官民が自然にうまく働いていたのです。一方、アフリカは経済密度が極めて低いので、アジアでは当然と思っていたことが起こらないのです。

経済成長をするためには、政府の開発援助のみでは限度があり、民間企業の投資がどうしても必要になります。

アフリカは経済密度が低いので経済成長が難しいと書いてありますが、人口密度はものすごく高く経済密度も高いはずのバングラデシュは、今すぐ成長するようにはあまり感じませんでした。なぜでしょうか?

  • プラスの要因:人口密度が高い・土地が肥えて米がよくとれる・国民のやる気は高い
  • マイナスの要因:大河で道路が分断・国土の大部分が低地で洪水が多い・政府の統治力が弱い

やはり、まだ「インフラ(社会経済基盤)が作られたあの国に進出しよう」の段階になっていません。国全体がデルタ地帯の中で、大きな川がたくさんあってインフラを作るにも、洪水を防ぐ堤防を作るにも、膨大で気が遠くなるような力が必要なバングラデシュで、どこまで支援したら成長していくかはまだわかりません。

Img_0243 長さ4.8kmのジャムナ大橋です。こんな橋が100ぐらい必要なバングラデシュで、今は4~5箇所しかありません。

  Dscf0025 雨季になると国土の広い地域が冠水します。日本のあっという間の洪水と違って、ゆっくりと自然に増水するような洪水です。たくさんの川があり平地ばかりのこの国で堤防を作るなんてとても考えられません。

関係者の人が、「日本の企業がなかなか進出してくれない!」と嘆いておられましたが、経済支援の効果がなかなか出ない究極の嘆きではないでしょうか。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 8日 (土)

クリーンダッカシティ

「CLEAN DHAKA CITY」をスローガンにして、ダッカ市のごみ収集システムの構築が進められています。ごみの一次収集は住民で、二次収集と最終処分はダッカ市(DCC)でと役割分担が決められています。

P1010646 今までごみを集めて出すとか、ごみ収集のためのお金を出すとかの習慣がまったくなかった人たちに、自分たちでお金を出し合ってごみを収集する仕組みを教え込むには相当の時間と労力がかかったでしょう。

それを日本の国際協力機構(JICA)が支援していました。

今回は、ダッカ市内にワードが90区あるうちの36区に案内され、住民参加型のごみ収集の実態を見ました。収集の仕組みは、

  • ワードの下のユニット(町内会みたいなもの)毎に廃棄物委員会設立
  • 収集料金などのルール決定
  • ユニットに委託されたNGOなどが各戸収集を担当

P1120031 になっています。JICAのプロジェクトが2011年までの計画なので、この仕組みを市内全域に浸透している途中かと思います。

街中の一角に出したごみを積み上げてあったり、コンテナ車に載せるまでの臭いなどで周辺住民から苦情も出ているようです。

日本のように各家庭がごみ袋に入れて出すという仕組みを取り入れることも考えられているそうですが、まだまだ先のことになるでしょう。

一次収集のリキシャの中で分別もやっていました。

P1120041  P1120062_2 

コンテナ車が出発したあとはまだごみが残っていますが、これぐらいは問題なし?

P1120082  P7240173

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 7日 (金)

モニター報告

バングラデシュでのODAモニター報告の画像が、国際協力プラザのホームページからアップされました。5分間の映像が5巻ありますので、是非見てやってください。

各モニターのコメントも映されていますが、自分が喋っているのを見ると、内容が意味不明で申し訳ないというか恥ずかしい限りです。もう少し勉強してから行くべきだったと今更ながら反省しています。

http://www.apic.or.jp/plaza/oda_today2008/bangladesh/bangladesh_1_512.html

 

Img_1107_3 立派な冊子の報告書も出来上がったし、モニターは帰国後の広報活動をしっかりやらなくちゃ!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 6日 (木)

完全武装

首都ダッカに戻って、廃棄物ツアーに出かけます。夕方は、大使公邸での夕食会に招待されているので、ツアーに出かける前はごみ処理場での服装、そのあとはシャワーを浴びて夕食会での服装に着替えると忙しい日になりました。

Img_1478ごみ処理場の環境が相当な劣悪な環境だと、日本での事前説明会の時から何回も注意が あって、どんな服装が良いか、出発前の話題で盛り上がっていましたが、当日のメンバーの格好がこの通りでした。

完全武装です。

これから、ダッカ廃棄物ツアーが始まります。

ごみ処理場で働いている人たちに対し、ちょっと申し訳ないなと思いました。

Img_1511  Img_1515

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 2日 (日)

チッタゴンの港

P1110935巨大なデルタ地帯で形成されているバングラデシュの国土は広い範囲でベンガル湾に沿ってはいますが、ほとんどの海岸が遠浅になっており、大きな船が入ってこれる港がありません。

国内で最大の港であるのがチッタゴンの港です。そのチッタゴンの港だろうと思われるところが空港へ向かう途中でバスの中から見えました。 ベンガル湾に注ぐ河口が港のようでした。写真の港がメインの港がどうかはわかりませんが、岸壁に接岸して大型クレーンで荷卸や荷積みをする光景はありません。

P7244456_2

産業の発展に最も重要な条件の一つである大きな港がないのがバングラデシュの悩みです。

Img_0464 一方、空港は平野ばかりの国土ですから、どこに作っても良いぐらいの条件に恵まれています。ここは国内に3つある国際空港の一つで、まあ普通の地方空港というところでしょうか。出発カウンタの上部壁には大きな民族絵が飾ってありました。

バングラデシュにある港*はわずか2箇所、国際空港3箇所、国内空港は5箇所です。 *港のうち、漁港やフェリーの港は含まれていません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月28日 (火)

中国のODA

Dsc_0158_1 コックスバザールからチッタゴンの街に入る途中に新しい橋が建設されていました。バスの中から見かけただけですが、中国からの援助で作られています。

中国はOECD-DACの加盟国に入っていないので、援助の規模はつかめていません。日本のODA実績額が世界で2位から5位に落ちたと言いますが、それはDAC加盟国だけの順位であり、当然、中国は順位に含まれていません。

Dsc_0160_1 中国は日本以上に国益にこだわった援助をやっているそうです。鉱物資源を確保するためにアフリカへの援助がすごく多いとも聞きます。援助のやり方も日本などと違って、橋や道路を建設する時は、中国の企業が中国の労働者を連れてきて工事のほとんどを中国人だけでやってしまうそうです。

援助のもう一つの目的となっている被援助国への技術の移転が全くなされていないと各国から非難が出ています。

Dsc_0178_1 一番下の写真は、リキシャのリヤカー版です。このリキシャに10mぐらいもある鉄筋を何本も載せて橋建設の現場に運んでいるのを見かけました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月27日 (月)

マイクロクレジット(3)

Dscf0209 グラミン銀行支店からちょっと歩いたところの集落で、マイクロクレジットを利用した女性たちがきちんと一列に並んで待っていてくれました。写真のトタン屋根の小屋みたいな建物もグラミン銀行の事務所です。

ここでもマイクロクレジットを利用して成功した話をたくさん聞きました。ミシンを買って縫製をする、ヤギを買って乳を売る、床屋さんを始めたなどです。多分誰かに言われて並んで待っていてくれたと思うけど、こういう人たちは成功した人に違いないだろうから、周りにいる人達にもちょっと聞いてみたかったけど、それは出来ませんでした。Img_0442

それでもここに歩いてくる途中に感じたことは、スポーツタイプの子供自転車や子供用三輪車を見かけたし、きれいな家もあったし、他の農村と比べて裕福な家庭もあるようでした。

 

 

Img_1457 極めつけは、養鶏場です。一羽25タカで買って育て、45日後に120タカで売っている女性の養鶏場です。飼料などの経費が60タカぐらいかかるそうですが、順調に育てれば一月半で一羽あたり35タカの儲けになります。100羽で3500タカになります。事業が大成功しているのでこんなところまで案内してくれたのでしょう。

ここらあたりから環境の悪い場所の視察が続きます。養鶏場、ごみ処理場、スラム街・・・ 

最終日ごろから何人かセキが出ていたし、帰国してから高熱を出したり体調をくずした人が数人いました。鳥インフル?

Dscf0214      ↑メタボ?の子供

   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月26日 (日)

マイクロクレジット(2)

Dscf0201_3

グラミン銀行の支店から近くの集落まで歩いた時の途中の写真を載せます。子供たちがすごく元気です。

道路が狭くて車が入らないので歩いていくことになりましたが、狭い道でもリキシャがたくさん入ってきています。

下の写真↓

・若い男の子が手をつないだり、肩を組んだりして歩いているのが気になります。バングラデシュのどこででも見かけました。

・ローカル線だと思いますが、よく見ると線路が波をうっています。ちゃんと列車は走れるのでしょうか気になります。

・撮影担当のNさん、歩いて移動中も撮影したり、インタビューしたり、ご苦労様です。

 

Dscf0198 Dscf0199 Img_0433_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月25日 (土)

マイクロクレジット

Dsc_0204視察3日目の夕方です。

1976年8月にムハメド・ユヌス総裁がチッタゴン大学の教授の時に創設したと言われる場所にあるグラミン銀行の支店を訪問しました。ダッカにある本社は、近代的なビルだと思いますが、ここは小さな古いビルの中にありました。

予定の時間もだいぶ過ぎていましたが、通常事務所として使用されていると思われる部屋に、我々モニターメンバーのために机を片付けて木製のいすを並べて待っていてくれました。

Dsc_0193_1日焼けした日本人に似ているポロシャツを着た銀行の人が元気な声でいろいろ説明をしてくれました。ここの事務所では、借り入れのみを扱っており、返済は別の場所にあるとのことでした。

また、借り手の女性たちが数人、私たちのために待っていてくれて、いろいろな質問に答えてくれました。びっくりしたのは、夫と薬屋さんをやっている人が前回は4000タカを借りたけど、今回は事業を拡張したいので50万タカ(約80万円)を借りるということでした。最も成功した事例だろうと思いますが、ちょっとマイクロクレジットのイメージからは、かけ離れているかなと正直のところ思いました。

P7234412グラミン銀行のマイクロクレジットは、農村の貧しい人達に無担保で少額のお金を貸し付けるものです。5人グループで連帯責任保証制として担保なしでお金が借りられます。

この制度が出来る以前は、貧しい人達は借金の担保になるものがなかったので普通の銀行からお金を借りることが出来ずに、高利貸しから借りるしかなかったのです。

マイクロクレジットの借り手の96%が女性です。男性はお金を持つと無駄遣いをしてしまうけど、女性は堅実できちんと返済をしてくれるそうです。なんと返済率は99%です。

女性が借りているのが多いけど、実際は家族のためや家業のために借りている人が多いようでした。女性の事業というよりも一家の事業のために借りているのが大半と思えましたが、それでも家族の中や事業上での女性の発言力は間違いなく上がっているのではないでしょうか。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月19日 (日)

インドに円借款4500億円

昨日の新聞に「インドに円借款4500億円」の記事がありました。貨物専用鉄道の建設に供与するそうです。なんとバングラデシュへのODA予算のおよそ10年分!

インドに円借款4500億円 単一事業で最大、貨物鉄道を建設

政府はインドの首都ニューデリーと商業都市ムンバイを結ぶ貨物専用鉄道の建設計画に、約4500億円の円借款を供与する方針を固めた。日本がこれまで供与してきた円借款で、単一事業への支援としては過去最大。22日に開く麻生太郎首相とインドのシン首相との首脳会談で合意する見通しだ。鉄道インフラを整備することで、人口11億人を抱える大市場への日本企業の進出を後押しする狙いがある。

インドは2015年の開業を目指し、ニューデリー―ムンバイ間(1468キロメートル)の貨物専用鉄道の建設を計画中。円借款の対象とするのは、ニューデリー郊外のレワリからムンバイの北約300キロメートルのバドダラまでの約918キロメートル。(18日 07:00)

インドは経済発展が進んで、もうODA卒業国かなと思っていましたが、まだこんなに巨額の融資をするのですね。開発国へのODA援助というより投資に近いものでしょう。バングラデシュへこの数字の融資があればとふと思いましたが、バングラデシュの場合は返ってこない可能性があるので、やっぱり無理でしょうか。

記事の中で注目したのが、”「本邦技術活用条件(STEP)」と呼ばれる制度を活用”の記事でした。普通はアンタイドと言って、日本からの円借款でも日本の企業に限定しないで入札するのが主流になっていますが、この借款では全体予算の30%以上は日本企業を利用することになります。まさしく国益優先のひも付きODAです。

「本邦技術活用条件(STEP)」と呼ばれる制度を活用。金利が通常より6分の1程度の年0.2%で、償還期間も10年長い40年と返済条件が緩い代わりに、日本企業が手がける事業や納入機材を全体の30%以上にする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ユヌス総裁

Img_0573_1_2バングラデシュから帰国の途中、バンコクの空港で乗り継ぎ便を降りたときに、グラミン銀行の総裁ムハメド・ユヌス総裁にばったり会いました。会ったというより見かけたというのが正確でしょうか、我々メンバーと同じ便だったようです。

視察の初日、大使館でモニターメンバーの一人がユヌス総裁に会いたいと大使に訴えていたけど聞き流されていましたが、偶然にも帰国途中の同じ便に乗っていたのです。もちろん訴えていた女性メンバーは大喜びでした。

ムハメド・ユヌス総裁とグラミン銀行は、2006年にノーベル平和賞をもらっています。バングラデシュの農村の女性たちを貧困から救い出すためにマイクロクレジットという無担保で少額のお金を貸し出すシステムを普及させた功績を称えたものです。貧困がなくなれば自ずと平和が維持できるという考えから平和賞になったようです。

単なる慈悲でお金を恵んでやっても貧困から抜け出すことは出来ない。貧困とは貧困から抜け出すチャンスがないだけであり、自立するためのわずかなお金を融資すればその可能性ができるということがユヌス総裁の考えです。

Dsc_0204 平成7年度には日本も有償資金協力(円借款)で約30億円を融資していたので、今回の視察案件にも入っていました。訪問した所はダッカの本社ではなく、グラミン銀行の発祥の地にある小さな支店でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月16日 (木)

ODA民間モニター報告

8月中旬に事務局に提出した報告書が外務省のホームページにアップされました。6カ国のうち7月に実施したチュニジア、エルサルバドルとバングラデシュの3カ国が先行してアップされていますので、興味ある方は見てやってください。

モニターの皆がまじめに書いています。近いうちに現地での視察映像もアップされる予定ですのでお楽しみに!

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/monitor/20m_hokoku/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月12日 (日)

農村市場(2)

「東部農村インフラ整備計画」には、女性の自立支援も考慮されていました。

Dsc_0039_1 ①女性の社会進出を支援するため、市場の売り場のうち1棟を女性専用の売り場として設けられています。

当日のミーティングの場所が女性売り場だったかもしれませんが、女性の売り場が見当たらなかったことと、男性陣が居並ぶミーティングの席には女性が一人だけだったのがちょっと気になりました。まだ女性の進出は進んでいないのかなと・・・

P7234326

②女性支援のもう一つは、夫がいない貧しい女性に道路の簡単な補修を委託するシステムです。

委託期間は2年半で、女性には1日90タカを支払い、そのうち36タカを預金にまわして、満期には約3万タカを得られるシステムが作られています。女性たちは、その資金を元手に自宅を修理したり、牛を飼って牛乳を売るなどの自身の計画を話してくれました。

 

子供たちの写真も載せておきます。

Img_1416_2  P7230119_2

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 9日 (木)

会計検査院報告

今日の各社新聞に会計検査院からのODAに関する国会報告についての記事がありました。

ODAの国内業務での予算使用の不適正や入札の競争性が不透明などが指摘されています。逆風の中で、また更なる強い逆風を受けています。

国内で、実際に直接援助していると言えるかどうかわからないような業務でODA予算を使っているとは情けない話です。海外で一生懸命活動している関係者の人に対しての裏切り行為です。

ところで、ODAの予算というのは国内で業務をしている公務員の費用も含まれているのでしょうか?ODA支出総額約1兆4千万円、一般会計予算約7千万円のうち、日本国内で日本人が使っている費用はいくらぐらいあるのでしょうか?まさか、1割とか2割とか使っているのではないでしょうね。ODAの予算は、援助国に対する資金協力と直接海外でODA業務に携わっている人達の費用に限定すべきではないでしょうか。

これでまたODAの予算の増額見込みは遠くなってしまいました。以下は新聞記事です。

ODA競争入札、応札1社のみが7割 検査院調査

 文部科学省、厚生労働省など5省が所管する政府開発援助(ODA)事業の競争入札で、1社しか応札しない入札が全体の約7割に達することが8日、会計検査院の調べで分かった。不要不急の物品購入や非ODA業務にODA予算が使われる事例も判明。検査院は各省に対し、競争入札の拡大や的確な精算などを求めた。

 検査対象は文科省、厚労省のほかに、農林水産省、経済産業省、国土交通省の5省(文化庁など6つの外局含む)が所管するODAの技術協力事業。同事業は外務省が74%、文科省など5省が25%を占める。(07:00)

5省のODAに不適切な支出や会計処理 会計検査院報告

2008年10月8日22時13分

 文部科学省など5省が所管する政府の途上国援助(ODA)の実施状況について会計検査院が調べたところ、ODAと関係のない業務に予算を使ったり援助の効果を把握していなかったりする不適切な例が相次いで見つかった。検査院は8日、「援助の適切な実施と効果の確保に努める必要がある」と指摘した調査結果を国会に報告した。

 検査対象は文科省と厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省が所管するODA。このうち03~07年度の5年間に実施された開発途上国の技術者らに対する研修や機材供与などの「技術協力」について調べた。

 検査結果によると、5省の直轄事業で不必要な物品を購入した例などがあったほか、5省から委託や補助を受けて事業を行っている公益法人で検査院が実地検査した33法人のうち、23法人で不適切な会計処理などが見つかった。日本で研修中だった外国人が行方不明になっていたり、日本から専門家を派遣した事業が指導終了後に頓挫していたりする例もあった。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 8日 (水)

農村インフラ開発の市場

今回のODA視察の案件で最もたくさんの人達に恩恵を与えているのではないかと思ったのが、この農村インフラ開発計画でした。

農村の道路は未舗装のところが多く、せめて砂利道であれば良いのですが、この国特有の砂利がない粘土だけの道路のため、雨が降るとぬかるみが激しく少しの移動も大変だったようです。同時に路肩の崩れも多かったので道路舗装整備と同時に路肩に木を植えることもプロジェクトに含まれています。

案件名称は「東部バングラデシュ農村インフラ整備計画」で、バングラデシュ東南部のチッタゴン州(5県)および東北部のシレット州(4県)の計9県における地方道路を整備し、付随的な農村インフラ(橋、村落行政施設、農村市場など)も整備する、 というものです。

JBIC(国際協力銀行)の有償資金協力で、供与額は113.45億円の予定で、2005年4月~2009年3月までの期間4年のプロジェクトです。道路幅約7.3m程度の農村道路整備を841km、うち橋5km相当、農村市場67箇所、村落行政施設73箇所などを建設します。

農村地区の小さな道路を整備をして農業生産者の移動を容易にしたり、屋根つきの市場を作って農産物などの流通をスムーズにし、生産活動を活発にして農村社会の所得を押し上げるという計画です。

今回訪問した地は、道路整備が11.95kmで費用約81百万タカ(約1億3千万円)、また農村市場が6棟の屋根付き市場と事務所などで費用約4百万タカ(約6百万円)の建設費がかかっています。市場の建物は、6棟の屋根付き市場(うち1棟は女性専用)、トイレット、と殺場?および市場事務所でした。

ここの市場の建設費は他と比べて平均よりやや低いそうですが、いずれにしても建設費が安いですね!

農村インフラ開発計画は、日本ODAだけではなく、ドイツなど各国が同様に支援をしています。

ここでのミーティングは歓迎の子供たちに加え、市場に来た人、そのほか野次馬がたくさん集まって騒がしいミーティングになりました。説明の内容はよくわからなかったけど、ここに来ただけで開発の効果は充分あることがわかりました。

Dscf0156  Dsc_0027_1

市場の中やその周辺ではたくさんの野菜、果物、魚などがたくさん売られていました。中にはよくわからないものもありましたが、写真でその雰囲気を味わってください。

Dsc_0072_1 Dsc_0076_1

P1010569 Dsc_0099_1

P1010556  Dsc_0053_1

P7230112  P7230115

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 4日 (土)

小学校の屋上で

サイクロンシェルターの2階の職員室でODAの説明が終わったあとに、建物の中を案内してもらい教室を廻ってから皆は自然に屋上へ上がっていきました。ちょっと一休みです。

校長先生も私たちを屋上へ連れて行って現地語で何かわからないけど盛んに説明してくれましたが、通訳のレザーさんが見つからず結局何を話してくれたかわからずじまいでした。

P1110783 P7220279

子供たちも一緒に案内してくれました。ひょっとしたらついて来ただけ?青年たちはやはり若い女性たちについて廻っていたようです。

Dscf0133  Dscf0143

Dscf0130   Img_0340

Img_0793  Img_1371

ついでにトイレも・・・

Imgp0056   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 1日 (水)

新JICA

今日は10月1日で、今年度下期の初日になります。今日を基点にいろいろな組織や企業が衣替えをやっています。「あっかるーいナショナル」で親しまれていた松下電器産業が会社名とブランド名を「パナソニック」に変更しました。

そして、ODA(政府開発援助)の実施機関であるJICA(国際協力機構)とJBIC(国際協力銀行)が統合されて新JICAが誕生しました。簡単に言うと無償資金協力や技術協力を実施していたJICAと有償資金協力を実施していたJBICが統合されて、新JICAがODAの大部分を実施することになりました。年間におよそ1.5兆円規模のODA(政府開発援助)を一手に引受ける巨大な組織が出来たということです。

外務省は、ODAの二国間援助の戦略的な計画策定と多国間援助を担うことになります。

これらのことは、OECD-DAC(経済協力開発機構-開発援助委員会)が推奨していた組織体制に沿っています。

Img_0741_3

以下は、昨年のJBIC情報誌から記事の一部を転載したものです。

2006年11月に新JICA法が成立しました。そして2008年10月に、国際協力銀行(JBIC)の海外経済協力業務と国際協力機構(JBIC)が統合して、「新JICA」が誕生します。

新JICAには、ODA(政府開発援助)のうち、外務省が実施している無償資金協力業務の一部もあわせて承継されます。これにより新JICAは、技術協力、有償資金協力(円借款など)、無償資金協力の援助手法を三位一体で展開する、世界でも有数の総合的なODA実施機関となります。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月29日 (月)

コックスバザールの小学校で

このサイクロンシェルターではたくさんの子供たちの元気な歓迎を受けました。子供たちはどこへ行っても元気です。みんな可愛いですね。

P1110730  P7224278

サイクロンシェルターの2階が通常、学校として使用されており、教室が4室と職員室と機材室がありました。382人の生徒たちに先生が5人です。382人割る4室=98人/室 ん? 時間をずらして授業をしているようなことを説明してありましたが良くわかりません。

また地下水には砒素が混じることがあるので、この計画の建物にはほとんど深井戸式のポンプも併設されているそうです。

その職員室でJICAの人からサイクロンシェルターについての説明がありました。この建物に避難して収容できる人数がJICAでは2000人ぐらいの設計と説明している傍らで、地元の資料ではおよそ700人となっていました。設計では一人当たり50平方センチメートルで計算されているそうですが、やはり700人程度が適当かなと思いました。

Img_0333 P1010525

教室では数人の子供たちと先生が相手をしてくれました。子供たちの教科書は完全に製本されていないようでヒモで綴じたようなものです。また子供たちはカバンに入れて持ち運ぶのではなく教科書をそのまま抱えていました。

Img_0782  Img_1366

P1110746  P1110745 

ここにもODAの看板がありました。必ず”From the people of Japan”と書いてあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月28日 (日)

コックスバザールの小学校まで

コックスバザールの気象レーダー局から昼食を済ませてサイクロンシェルターの建物にある小学校へ向かいました。この辺から方向感がなくなってどっちの方向へ進んでいるかわからなくなりました。

P7220080  Img_0329

海は見えないけど高潮時に非難する先のサイクロンシェルターということだから海に近い場所なのでしょう。幹線から外れて狭い道をずーっと走ってから車はとても離合できない狭い橋がありました。待っていたらリキシャなどがひっきりなしに渡ってくるので我々のマイクロバスはなかなか渡れません。そこで車掌さんというかバスの補助員さんが向こう岸まで行って対向車を止めてくれてやっと渡ることが出来ました。この日は運転手さんのほかにもう一人乗ってきたので何だろうかと思っていたけどここで役目を果たしたようでした。

P7220263  P7224270

狭い道をずーっと進んでやっとサイクロンシェルターに到着しました。校長先生や元気の良い生徒たちが迎えてくれました。青いスカーフ?の女性が校長先生です。

4枚目の写真を見て今始めて気づいたのですが、小学校になっているシェルターのほかにも向こう側にもサイクロンシェルターみたいな建物があったようです。あれもサイクロンシェルターだったのでしょうか?

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月27日 (土)

中国の途上国支援

今日の新聞に、「中国の温家宝首相が国連の会合で、農業を中心に途上国支援を大幅に拡充する方針を表明」の記事がありました。

中国は、OECD-DACに加盟していない国なので、どんな援助をしているか、いくらぐらいの援助をしているかはわからないようですが、資源外交や国際発言力を高めるために積極的に途上国への援助を増やしているようです。

また中国は、有償資金援助で盛んに橋や道路を建設していますが、日本などDAC加盟国と違って、自国の企業や自国の労働力を現地に持ち込んで実施するやり方をとっています。資金援助をしながら自国企業の収益や雇用市場も確保する狙いです(日本も昔は同じことをやっていました)。バングラデシュでも中国が建設しているという橋もあり、レストランなどで中国人が食事しているのをちょこちょこ見かけました。

新聞記事内容:中国の主な途上国向け追加支援

  • 途上国で運営する農業技術センターを5年以内に倍増し、30箇所に増やす
  • 海外に派遣する農業専門家と技術者も倍増し、1000人増やす
  • 農業生産性向上のための信託基金設立に向け国連食糧農業機関(FAO)に3000万ドル拠出
  • 中国留学用に5年間で1万人分の奨学金を増やす
  • アフリカ諸国向けに1500人の校長・教師を養成
  • 5年以内に小型水力発電所など100のクリーンエネルギープロジェクトを援助で建設

追加支援の項目を見ると、内容がとてもわかりやすいですね。数値目標や期限がきちんと書かれています。バングラデシュ向けにも当てはめて日本のODAでやってもらいたい内容がたくさんあります。

特に、バングラデシュでは学校の先生の位置づけがそう高くなく教師を希望する人が少ないと聞きました。コックスバザールで訪問したサイクロンシェルターにある小学校でも5名のうち専任?が2名ぐらいであとは臨時?だと聞きました。校長先生や教師を養成するのは効果的な支援になるのではないでしょうか。

小型水力発電所は、日本ではあまり注目されていないようですが、太陽光発電や風力発電などと同じくエコエネルギーでして、比較的簡単に建設が出来るので発展途上国のあちこちで建設されているようです。日本の企業では全く手が出せないような安い費用で出来ています。バングラデシュは大きな川はあるけど山が少ないので、この案件の採用は難しいでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月25日 (木)

コックスバザール空港

コックスバザールの空港に降り立ちました。飛行機を降りたらすぐそばのVIP看板がある建物に案内されました。

    P1110547 P1110551

バングラデシュの東南部、ベンガル湾沿いにあるこれからリゾート地と発展する可能性がある街です。世界一長いという海岸線があり、建設中のリゾートホテルが何軒かありました。ここは高級リゾートではなく中級リゾート地だそうです。大金持ちは外国のリゾート地へ、中金持ちはここコックスバザールへ来るというさびしい話を聞きました。

P7224227 P7224256

また、ミャンマー(ビルマ)の国境に近く、店で売られている衣料品はミャンマーから持ち込まれたものが多いそうです。

ここに来ると小さな山や小高い丘がありまして、なんとなくホッとした気持ちになりました。丘の上には日本ODAの気象レーダー局が建っています。

 P1110678 P7224252

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月24日 (水)

ダッカ空港

ダッカ空港から東南部海岸のリゾート地といわれているコックスバザールへプロペラ機で出発しました。その時のダッカ空港で出発するまでの滑走路側から見たダッカ空港です。

Img_1302 Img_1306

バングラデシュでは、空港など主要施設は撮影禁止になっておりまして、カメラを取り出すのも気を使っていましたが、飛行機に乗る時はみんな盛んにシャッターを押していました。

軍用機が離着陸の訓練をしていたので軍民兼用の飛行場のようです。規模は旅客機が4~5機ぐらい駐機しているぐらいの飛行場です。

Img_1307 Img_1308 Img_1309 Img_1310

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月23日 (火)

バンコク国際空港

バングラデシュへの往復時に中継地となったバンコクのスワンナプーム国際空港です。

P1100985この空港は、2006年9月に開港したばかりのまだ新しい空港です。ここも日本のODAで資金協力をしており、その表示板がしっかりありました。出発玄関などの造りが成田空港になんとなく似ていますね。

広さは成田空港の3倍もあるそうです。帰りの便では中継時間が5時間ぐらいあったのですが、空港の中をうろうろしているだけで、あっという間に時間が過ぎました。 ただ、買い物をしない私にとっては、ちょっと座って休む場所が少ないなと感じました。

P1100982  P1100974

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月22日 (月)

ダッカホテル

ダッカ市のホテルは大使館の近くで静かなところにありました。大使館の関係者の人たちも利用しているようですが、そんなに高級なホテルではありません。三つ星クラスぐらいでしょうか、出張者には手ごろな宿泊所といえます。前半と後半で4泊しましたが、アットホームな雰囲気で結構落ち着けるホテルでした。

Img_0213 Img_0283

部屋の中はシングルベッド1個でそんなに広くない部屋で、どちらかと言うとちょっと狭いなという感じでしたが、結構清潔な部屋です。

インターネットのLANケーブルをルームボーイと一緒に探して、窓のカーテンの陰からコードを見つけパソコンにつなぎました。インターネットのスピードはそんなに速くなかったけど、日本から遠く離れたバングラデシュでYAHOO-JAPANが見えるんですね。メールも送れるし今さら感心しました。結局テレビは1回もつけなかったけど、視察の毎日が忙しかったんですね。

小さな冷蔵庫にはミネラルウォーターだけが入っています。水道の水がそのまま飲めないので、用心してうがいの水までもミネラルウォーターを利用していましたが、やっぱりおなかはこわしました。この国はイスラム国家なのでビールなどのアルコール類は置いてありません。

夕食のレストランでも、アルコール類は出さないけど客の持ち込みは出来るようで、免税店あたりから調達してきてくれたので不自由はしませんでした。350ccの缶ビールは免税で100円ぐらいだそうです。

Img_0285 Img_0286

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月21日 (日)

バングラのビル

P1110145 P1110186

バングラデシュでは、あっちこっちでビルが建設されています。到着した初日は、これを見て「ビルの建設ラッシュで街に活気があり経済発展していると実感しました」と話をしたら大使館の人が変な顔をしていました。

あとでわかったのは、建設中であっても長ーい期間をかけて作っているようで、途中でほったらかされているとこもあるようでした。お金が貯まったら少しずつ作っているのでしょう。

ビルの屋上は、まだ上につなぐ柱と鉄筋が残されています。お金が貯まったらまた増築するそうです。

それでもバングラデシュは、街に活気があり経済も発展しています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月19日 (金)

バングラの長靴

P1120052 P7244508

ダッカ市内でごみ収集をしながら、同時に紙などを分別しているとこです。

写真では長靴を履いて分別をしていますが、バングラデシュの人は長靴を履くのを嫌がるそうです。我々モニターが行った時に、作業員が長靴を履いていたのでJICAの人がびっくりしていました。今まで、いくら言っても嫌がって履かなかったそうですが・・・

多分、長靴を履く習慣がないからでしょう。この暑い中で素足で長靴を履いたら確かにいやでしょうね。

普段は裸足か素足でサンダル履きですから仕方がないですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月18日 (木)

お釈迦様?

幹線道路の交差点のど真ん中にあるロータリーに子供が寝ていました。

お釈迦様でしょうか?いや、ここはイスラム教の国だから違うでしょう。

将来はバングラデシュを背負う大物になっているかも知れません。

Dscf0256

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月17日 (水)

バングラ車(2)

バングラデシュの道路はいろんな車が走っています。普通の車のほかにベビータクシーというのでしょうか軽三輪車みたいなタクシーと、日本の人力車から名前がついたと言われるリキシャがたくさん走っています。スピードが違う車が同じ車線を走るのでなお渋滞が激しくなるのでしょう。

リキシャは、幹線道路はもちろん田舎道も、どこへ行っても走っています。バングラの人はちょっと移動するだけでも気軽に利用しているようです。ベンガル人も歩かないとそのうちにメタボになりますよ!

道路の渋滞するところには、写真のような新聞を売ったり花を売ったりする子供たちや物乞いの人達が車の窓際に寄ってきました。

P1110132 Img_0383

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月16日 (火)

バングラ車

バングラデシュで走っている車は傷だらけでした。混雑した道路を我先にと走るのでどうしても接触したりぶつかったりするのでしょう。道路を並走しているときには間隔が30センチとか50センチぐらいでバンバン飛ばして走っています。特にバスが傷だらけです。

バングラデシュは、鉄道の利用が少ないようで、都会も田舎もバスがたくさん走っています。田舎に行くとトラックを改造したバスみたいのも走っていました。

P1110137   P1110148

バスの横を走っているカローラバンのバンパーを見てください。乗用車などちょっと新しい車は皆バンパーのところに鉄バーを付けて防護してあります。接触事故は日常のことなんでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月15日 (月)

クムディニ精神

在バングラデシュ日本大使から2004年に発信されたメールマガジンを転載します。今回、民間モニターとして訪問し、その奉仕活動に私が感動したクムディニ病院について、当時の堀口大使が書かれたメッセージです。

P1110455

P1110445

 

 

 

 

    

バングラデシュの医療と「クムディニ精神」


先日、タンガイル県のミルザプール郡にあるクムディニ病院を、草の根無償資金協力で供与した医療器材の設置状況を確認するため館員と訪ねました。同病院の建物は1946 年に完成したものですが、ベッド数750 とバングラデシュ最大級の病院で、天井は高く病室の両サイドが広い庭に面しているため天井のファンだけで涼しく、病院の中も外もチリ一つ落ちていない清潔さが際だっていました。患者は病院の快適な環境を見ただけで病気の半分は治るとの創立者の信念を今も守っているとのことでしたが、医者と看護婦の献身的な働きぶりや、患者たちのリラックスした姿が大変印象的でした。

   同病院の創立者R.P.シャハは7歳の時に母クムディニを出産の際に失ったことから、成人して石炭の販売およびジュート・ビジネスで財をなすと、1944 年故郷ミルザプールで村人への無料の医療を目指して病院を開設しました。彼はさらに同じ年に近代的女性教育のための学校として、曾祖母の名を取った全寮制の女子学校「バラテスワリ・ホームズ」も設立し、1947 年にはこれら事業の運営を目的とした「ベンガル福祉信託」を設けました。同信託は傘下のジュート業、河川運送業などからの収益をもって、これら病院、学校の運営に当たるための団体です。

R.P.シャハが1971 年に息子とともにパキスタン軍に殺された後、シャハの娘が運営に当たり、2000 年にその息子すなわちR.P.シャハの孫に交代しましたが、この間、「絶えざる前進、自己犠牲と人類救済」の信念のもとに、看護婦養成学校、女子医学学校、貿易訓練学校、手工芸学校を次々と設立する一方、収益部門としてガーメント会社や製薬会社を興し、従業員2500 人、パート5000 人を抱える一大コンプレックスとなっています。事業が大きくなった後も、同信託の主たる目的は上記福祉事業の費用を賄うこととされ、個人の利益を図ってはならないことが約款に明記されているそうです。

当地に着任して以来、少なからぬ数のバングラデシュ人が重病でもないのにタイ、シンガポールあるいはインドの病院に治療に行くのを見聞きするにつけ、独立後32 年がたち、多くの優秀な医者が外国に留学などして個々の医療レベルは決して低くないにもかかわらず、当国に総合病院一つないのは何故だろうとの疑問を持ちました。いろいろな機会に保健大臣、大蔵大臣を含む多くのバングラデシュ人にその理由を尋ねてみましたが、問題は病院のマネジメントにあり、その改善のためには医者の兼業禁止が不可欠とのことでした。医者が仁術よりも算術を優先するのは他の国でも見られることですが、当国では度が過ぎているというのが多くの人の意見です。同時に私益を公益に優先させているのは医者だけではないこと、従って政治家を含む当国のエリート全員に公益認識の徹底が重要であることを少なくない数のバングラデシュ人が指摘していました。

次の問題はこの総論的指摘をいかに各論的実践に移すかという点ですが、この難問について、「クムディニ精神」を共有する医者たちは比較的安い月給で同病院での治療に専念しています。同病院の60 年におよぶ「絶えざる前進、自己犠牲と人類救済」の実績は、他の病院、さらに他の分野における公益優先思想の実現が決して夢ではないことを証明しているように思われます。草の根無償で供与した医療器材の確認作業を見ながら、「クムディニの精神」が他の病院、他の分野に広がっていくことを心から祈った次第です。(2004 年4月1日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月12日 (金)

バングラの果物

オールドダッカの船着場ショドル・ガットを歩く途中で食べ物を売るたくさんの出店がありました。お土産用でしょうか、それとも船内で食べるためでしょうか?

滞在の間、一週間ずーっと気になっていましたが、暑い国の割りに店で売っている果物の量や種類が少ないなあと思いました。写真にあるようにマンゴー、パイナップル、バナナ、りんごなどが売ってたけど、他はグアバやジャックフルーツぐらいかな。そして、りんごは輸入していると聞きました。おいしかったのはマンゴーとバナナです。

貧しくても飢え死にする人はいないそうで、それは果物が多いのではなくて米がたくさん獲れるからでしょうか?

 

Dsc_0102_2 Dsc_0103_2 Dsc_0106_2 Dsc_0107_2 Dsc_0108_2 Dsc_0109_2 Img_1599レンガは食べられませんです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月11日 (木)

ちょっとだけ観光(2)

P1120267  オールドダッカ船着場のすぐそばにあるアーサン・モンジール(別名ピンクパレス)を訪ねました。ここは昔偉い人の邸宅だった建物をそのまま博物館にしており、当時の家具、調度品が展示されています。

建物の中を見ている最中にバングラ名物の停電に遭遇して真っ暗な中を急いで見て(見えないまま)廻りました。

 

 

P1120272 ダッカ市内にある数少ないデートスポットのようで、ちょうどその日はバングラの休日金曜日で建物前の広場はたくさんの人が遊びに来ており、我々メンバーが話しかけるとあっという間に囲まれてしまいました。

バングラに来て一週間目、モニター女性メンバーがにわかベンガル語で話しかけるけどほとんど通じません。学生みたいな若者もいたけど英語を話す人もあまりいなかったようでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月10日 (水)

ちょっとだけ観光

視察最終日の午後にちょっとだけダッカ市内の観光に連れて行ってもらいました。

Dsc_0113_2 Dsc_0125_2

オールドダッカにあるブリガンガ川の船着場です。川向こうに渡るには昔ながらの手漕ぎの渡し舟。いつの時代からこの景色はあるのでしょうか。遠い昔にタイムスリップしたような気持ちでした。もう少しゆっくり見たかったし、あの渡し舟に乗って向こう岸まで行ってみたかったです。

P1010722_2 P7250439_2

同じ船着場には大きな船もたくさん停泊していました。夜になったら人や荷物を載せてバングラデシュの各都市へ向かって出港します。

バングラデシュは大きな川がたくさんあり、橋がほとんどないので国内の移動は船を使うことが多いようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 9日 (火)

ミレニアム開発目標

今日の日経新聞の記事です。2兆円の上積みすればODA予算が倍増されることになりますが、どうなるのでしょうか?

貧困撲滅へ年間2兆円のODA上積み要請 国連事務総長

 【ニューヨーク=中前博之】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は4日、貧困撲滅への数値目標を定めたミレニアム開発目標(MDGs)の達成が「不十分」として、2008―10年の政府開発援助(ODA)総額を年間180億ドル(約1兆9300億円)ずつ上積みするよう援助各国に要請した。

 増額要請は、各国が00年に約束した援助目標の履行を求めたもの。国連によると、景気後退に伴って日本や欧米諸国を中心に援助ペースは鈍り、ODAの支給総額は06年に前年比4.7%、07年には同8.4%それぞれ減少した。

この記事にある「ミレニアム開発目標」のことは、正直言って昨日知りました。昨日届いた国際協力新聞に「達成可能?ミレニアム開発目標」の記事が第一面にあり、読んだばかりの時にこのニュースが目に入りました。

「ミレニアム開発目標」(Millennium Development Goals:MDGs)は、2015年までに貧困人口の半減など国際社会が達成すべき8つの目標を掲げていますが、ちょうど折り返し地点にある今年、この目標が達成できないおそれがあると指摘されています。

その8つの目標とは、

  1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
  2. 初等教育の完全普及の達成
  3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
  4. 乳幼児死亡率の削減
  5. 妊産婦の健康の改善
  6. HIVエイズ、マラリア、その他の疾病のまん延防止
  7. 環境の持続可能性の確保
  8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進

です。終わり付近の項目はなんかよくわからないけど、始めあたりの項目は是非達成してもらいたいと思います。

「私たちが今行動すれば、MDGsはなお達成可能です」と国連事務総長が訴えています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 8日 (月)

ODA予算(2)

昨日の続きになります。

日本のODAは、大雑把に言うと最近はおよそ1兆4~5千億円を使っています。そのうち無償資金が2000億円、技術協力が3000億円、円借款が8000億円ぐらいで残りが国際機関へ拠出というところでしょうか。

そして、国家予算の一般会計予算は?というと7000億円になっています。

ん?なんだこれは?

その仕掛けは大変複雑になっています。一般会計予算のほかに特別会計とか中身がよくわからない財政投融資などからも支出されています。いろんなところから1兆4000億円をかき集めているのです。

発表されている資料で一般会計予算7000億円の使い道はこうですとかを見てもあまり意味がありません。やはり1.4兆円の使い道を見たほうがよいです。

下のほうに2007年度の財源と歳出の資料を載せていますので見てください。

これからは日本もアフリカの援助に力を入れるとのことで少しは予算が増えるかと思いますが、ひょっとしたらアフリカ向けが増えてアジア向けが減ってしまうかもしれません。

ちなみにアフリカ向けは円借款ではなく無償援助が主体になるようです。

そして、バングラデシュ向けの援助額は、2006年度で円借款249億円、無償資金23億円、技術協力16億円で合計327億円でした。円借款は年度によって増減がありますが無償資金や技術協力は毎年このペースのようです。

バングラデシュ国が今までに円借款で借金した累計は5978億円で、2003年度には1580億円の債務免除が決まっています。まだまだ借金の返済が出来ない国です。

1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 7日 (日)

ODA予算

「oda.xls」をダウンロード  クリックしてください:主要援助国の政府開発援助実績の推移表

政府の財政縮減に伴い日本のODA予算も年々削減されて、2007年のDACによる実績値が第5位に下がり、ODA関係者の人は削減がこれ以上進むとODAの活動自体が困難になると盛んに訴えています。  (OECD-DAC:経済開発協力機構 開発援助委員会で22カ国が加盟)

そのODA予算を見ると、2007年度事業予算は、

グロス1兆4149億円、ネット8903億円、回収金5246億円

と発表されています。このネット予算に相当する実績がDAC実績値になっていると思います。

DACの集計では、「支出額-円借款の回収額=実績」 と決められているそうで、

グロス予算14149億円-回収金5246億円=ネット予算8903億円

ネット予算をドルに換算すると約77億ドルになり、DACの実績数値76.91億ドルに近いですね。

実際の支出額グロスで他国と比較するとアメリカについで2位になります。順位はどうでもよいことですが、こんな比較も出来ます。

円借款はこのように過去に貸し出したものが5000億円ぐらい回収されていますが、反面、同じくらいの債務免除額があるようです。

あるデータを見て、円借款が少ないなと思ったら回収金が差し引かれているか、無償援助がやけに多いなと思ったらその中に債務免除が含まれているか、などをチェックしたほうがよいと思います。

そういう私もまだよくわかりません。次回は予算の歳入のことを・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 6日 (土)

円借款

円借款(有償資金協力)は、開発途上国に対して長期返済、低金利の緩やかな条件で開発資金を貸し付けるものです。金利は0.01%とか、10年据え置きの30年返済など被援助国にとっては有利な借金が出来、道路や橋など大きな資金が必要な開発に利用されています。

最近はこれまでに貸し付けたお金が回収されつつあります。2006年実績は貸付が約6700億円に対して回収が約7000億円で回収額が300億円上回っています。

と言いながら、実は円借款の数字がいまだにはっきり理解できません。ODA白書を読んでも???

  • 国際機関のDACが発表するODA実績額は、回収金額を差し引いて計算する   ので、実績額がネットとかグロスとかのゴルフスコアみたいな数字が二通りある
  • 回収額に債務救済(回収できない額をまた貸し付けている?)分が含まれている
  • 債権放棄する債務救済額が無償資金協力に含まれている (2006年は無償資金協力約9000億円に対して債務救済が約4100億円)
  • ドルで計算したり、円で計算したりややこしい

もうひとつ今回知ったことは、円借款である有償資金協力の比率がダントツ高いのが日本です。無償資金比率で言えば、アメリカをはじめとしてほとんどの国が99%~100%であり、一番低いドイツで82%、日本は54%です。日本以外の国は有償資金協力(貸付)はほとんどやっていないのですね。

1_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ODAとは

今回から、少しばかりODAについてお話します。

ODAとは、政府開発援助(Official Development Assistance)だということは皆さんご存知だと思いますが、その内訳はというと下の図のように分かれています。

まず、日本が直接に援助先の国へ行なう二国間援助と、国連など国際機関援助を通じて行なう多国間援助とに分かれています。

2006年度の国際機関に出資・拠出した多国間援助は3396億円ですが、翌2007年度は614億円に激減しています。全体予算が削減されるなか、日本のODA目的に「国際社会の平和と発展への貢献を通じて、我が国の安全と繁栄の確保に資するとあるように、国際機関を通じて間接的に援助するよりも、相手国に直接援助したほうが効果が出るという考えは当然のことで、多国間援助額が減少するのはやむを得ないことでしょう。

二国間援助は、無償資金援助、技術協力および有償資金協力(円借款)に分かれています。

無償資金援助と技術協力は、ほとんどが無償援助で主たる実施機関はJICA(国際協力機構)です。今回のモニター視察案件では、気象レーダーやサイクロンシェルターが自然災害に対するJICAの無償資金協力で、クムディニ病院やサッポロ歯科大学が草の根・人間の安全保障の無償資金協力になります。もちろん、専門家派遣や青年海外協力隊派遣の無償での技術協力もあります。

Img_0263面白いのは草の根・人間の安全保障の案件は、原則1000万円以内になっているようです。1000万円以内で購入したものは、やはり日本製ではなかったようです。救急車兼移動診療車、外科手術台、吸引器、保育器、電解質分析器やエアコンなどが日本製では790万円で買えませんよね。そういえば救急車はトヨタハイエースの中古車?を改造したものでした。

有償資金協力(円借款)は、0.01%など低金利で30~40年ぐらいの長期間で返済してもらう仕組みで融資しているもので、主にJBIC(国際協力銀行)が実施しています。今回の案件では、ジャムナ橋や農村道路建設やグラミン銀行への融資が円借款になります。 JBIC(国際協力銀行)は円借款を担当する日本の銀行です。今年の10月にJICAと合併して新JICAとなります。

円借款については、次回に・・・・

1_5

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年9月 3日 (水)

バングラの養鶏場

P1010619 グラミン銀行で融資を受けた人が経営している養鶏場を訪ねました。集落の片隅にある養鶏場で窓にはちゃんと金網が張ってあり鳥インフルエンザを防止することも考えられています。

ヒナを42タカで買って45日後に200タカで売却します。飼育のために餌代などが120タカかかるので儲けは一羽あたり38タカ、千羽であれば38000タカの儲けになります。

1ヵ月半でおよそ6万円の収入といえばバングラでは相当な収入となります。

P7234450 これだけの収益があるならば、誰か悪い人間が鳥を盗もうとすると思いますが、ここの集落もたくさん人がおり、よそ者が来るとみんなが寄ってくるので、とてもとても盗むことは出来ないようです。みんなが警備をしています。

 

 

 

 Img_0802_2 P7230120

 

そして、鳥はこうやって販売されています。生きたまま秤りで計って売られていきます。お持ち帰りはぶら下げで! まさに究極のエコです。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 1日 (月)

バングラの竹柱

012 バングラデシュでは道路の脇に大きな長い竹が置いてあるのがたくさん見受けられました。竹が生えているのはあまり見かけなかったのですが、どこか遠いところから船で運んできているのでしょうか。

P1110196

Img_1506                                        

何に使うのかというと、この写真のようにビルを建築する際、床のコンクリートを打つときに型枠が落ちないように支える柱として使われています。

よく見ると2本の竹が交差して立てられています。竹自体はそんなに強くないので、力が平等にかかるように工夫がされているのでしょうか?

 

P1010693 それと私が見たのは、川辺にある家や雨季の時に冠水する地区の民家で床を高くするための支柱に使われていました。

   

|

2008年8月31日 (日)

レンガ工場

Oda_img_0298_5 視察案件についてほぼ書きあげましたので、これからはバングラデシュのことやODAのこと、書き忘れたことなどをぼちぼちと書いていきたいと思います。

Dscf0025 視察初日の道中で見たバングラデシュを紹介する定番の風景です。海?の中に浮いているレンガ工場です。いえいえ、雨季の時はいつもこんな状態のため今は休業中です。

何でこんな冠水する低地にレンガ工場を造るのでしょうか?

私の勝手な推測ですが、冠水したときに土砂が溜まってレンガの材料が自然に集まるためかな?知っている人は教えてください。

 

Dscf0173 レンガを作ったら今度はそれを砕いています。

バングラデシュは、ほとんどがデルタ地帯で砂と泥ばかりで岩石が少ないので、レンガを砕いて砂利代わりに利用しているそうです。道路を舗装するときにもこれを混ぜていると教えてもらいました。

 

|

2008年8月28日 (木)

スラム街

Oda_img_0298_6 視察最終日に無料歯科診療の視察で訪問したダッカ市内のスラム街は、思ったより汚いとか危ないとか人々の表情が暗いとかいう感じは受けませんでした。

狭い路地でも意外ときれいにしており、街中のごみが捨てられているところより逆にきれいな感じでした。住民も我々が訪ねていった時はたくさんの人が集まってきてみんなは明るい表情で迎えてくれました。

住まいは狭く粗末な造りですが、下町的な雰囲気を感じました。

その写真を少し余計めに貼り付けますので、見てやって下さい。スラム街にはゲームセンターもありました。テレビも携帯電話もあります。

Img_0518 Img_0843

Img_1575 P1010696 P7254595 P7254631

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月27日 (水)

サッポロ歯科大学病院

012_2 7月25日朝、案件9件目最後の視察に出かけます。案件名称は、「スラム居住者口腔保健医療計画」で草の根・人間の安全保障による無償資金協力になっています(資金供与額:9,179,700円)。

簡単に言うと、スラム街で住民に対して無料で歯の治療を行なっている研究財団に歯科診察台などを購入する資金を援助したものです。

Dscf0258 Img_0510 P1120207 まもなく完成のサッポロ歯科大学病院です。

この財団は、これまでにサッポロ歯科大学を設立し、歯科医師の育成に努めるほか、スラム街などの貧困層に対し歯科治療を無料で提供するなどの活動を行なっています。

財団の代表の人は北海道札幌市で勉強していたそうで、人なつっこい表情しぐさで日本語で歓迎の挨拶をしてくれました。

P7250225 Img_0515 P1010710スラム街では、若いインターンの人たちを中心に活動しています。当然電気も来ていない条件の悪いところで、インターンの人たちは汗だくで治療を続けていました。

ここも奉仕の精神がいっぱいでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月26日 (火)

ダッカ廃棄物ツアー(3)

012_4 首都のダッカ市に限らずバングラデシュ国内ではごみを収集することやきちんと処分をする習慣が少なかったようです。みんなが平気でごみを捨てるので道路わきはごみだらけです。

Dscf0244 2005年にJICAが調査したデータでは、
人口570万人のダッカ市内で発生した1日あたりのごみの量は3200t。
うちリサイクル13%420t、不法投棄など43%1380tが途中で消滅して、最終処分場に到着するごみは約44%約1400tとなっています。(人口140万人の福岡市で発生するごみの量は2250tで、人口比でダッカのおよそ3倍です)

 P1120070_2

上記のリサイクルとはゴミ捨て場などで住民が拾って分別されたものでしょうか。街中のごみ置き場でリサイクルやリユースが自然になされているのですね。不法投棄などの中には、湿地帯の埋め立て材として利用されているのもあるそうです。

ゴミ収集車や最終処分場に集まったごみは、鉄など金属類も紙類も残っておらず、ほとんどがビニールや生ごみ・泥みたいなものばかりです。ある意味でごみ減量が進んでいると言えます。

もともと包装してある商品が少ないので、ごみの量も少ないのでしょう。

P1110305 今のバングラデシュのリサイクル・リユース精神が残って、かつ写真の肉屋さんのような販売方法が続いていけば、ごみ減量運動も必要ないでしょう。

ODAで進めているごみ収集仕組みの促進に加えて、今のごみの発生量を維持できる仕組みが出来れば最高ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月25日 (月)

ダッカ廃棄物ツアー(2)

P1120096 ごみの収集をしたら、そのごみは最終処分場へ持っていきます。我々メンバーも収集されたごみについていってマトワイル埋め立て処分場へ向かいます。処分場は思ったよりきれいでした。出入りする車の洗い場も備えてあります。清掃局の人達がみんなで迎えてくれましたが、ここはやっぱり都会ですね、歓迎のセレモニーも省略してすぐ処理場の説明をしてくれました。

帰るときにはお土産でリキシャの模型をもらいました。 

マトワイル処分場の整備は債務削減相当資金を事業費としています。円借款の一部を債務免除した代わりにバングラデシュ国自体で実施する事業のようです。

Img_1515 技術協力で派遣されて来た東京都の専門家の人が、説明の端々で処分場の環境が以前と比べて格段に良くなったことを強調していました。日本でもたくさん採用されている福岡方式という埋め立て方式を採用したそうです。現場に行ったらさすがに匂いがきつかったけど、思ったより環境は悪くないなと思いました。

 

Img_1514 ここの処理場に持ち込まれるごみは1日1300トンで、ダッカ市内には大きな処分場は2箇所しかないと聞きました。ごみ収集の仕組みが進んでいくに従ってごみの量も増えていくはずです。まだまだ処分場を作っていかなければならないでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月24日 (日)

ダッカ廃棄物ツアー

012_5 朝7時30分に出発してチッタゴンから飛行機に乗って懐かしいダッカへ戻ってきました。ダッカへ戻ってまずホテルへ。ダッカのホテルは前に泊まったホテルで部屋も前と同じで帰ってきたなとほっとしました。係りの人の気配りを感じました。

さあ、早速これからごみ処理場の視察です。案件の名称は「ダッカ廃棄物管理能力強化プロジェクト」で、JICAの技術協力プロジェクトとなっています。ごみ収集の習慣が少ないこの国できちんとごみを分別して決められたところに捨てることや住民参加で収集して最終処分場に届けられる仕組みを作り上げようとする気の長いプロジェクトです。技術協力は無償支援です。

Img_1478 昼食を済ませてバスに乗ってから渡された資料は「ダッカ廃棄物ツアー」。環境が悪いところと聞いてメンバーがひるんでいるところに元気を出すために作ってくれたのでしょう。最終処分場の臭気がすごいとの前触れで若いメンバーは完全武装。

 

 

P1120017 ツアーの最初は道路清掃です。いつもは早朝にやっているみたいですが今日は我々のために昼間の車が多いときに実際に掃除をやるところを見せてくれました。昼間の混雑時に掃除するのはちょっとあぶないかな?

 

 

 

P7244508_2 Img_0478_2 次は街中の狭い路地でごみを収集しコンテナに乗せるまでの現場です。路地の一箇所に捨てられたごみをリキシャバンに乗せている現場とコンテナから収集車に乗せこんでいる現場を見ました。清掃局の人は、「収集するコンテナが壊れかけている」「集めたごみのにおいで周辺から苦情がある」と訴えていました。

 

住民参加でごみの収集の仕組みを作り上げるのは大変な努力と時間が必要です。住民自身がこの仕組みを理解して住民自身で収集できることが実現できれば最高です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月23日 (土)

グラミン銀行

モニター案件7番目は、平成7年度に約30億円を融資した有償資金協力(円借款)の「農村開発信用計画」です。2年前にノーベル平和賞をもらって一躍脚光をあびたグラミン銀行(ムハメド・ユヌス総裁)に、日本が13年前に資金協力しています。

ご存知の通り、グラミン銀行は農村地域の貧しい人達、特に女性の自立を促すマイクロクレジットを広めた特殊銀行です。マイクロクレジットとは、五人一組の連帯保証に基づく貸付方式で無担保で少額の資金を貸し付けるものです。この方式が出来る前は、貧しい人達は担保がないので銀行から借りることが出来ず困った人は高利貸しから借りていたといいます。どうしても貧しい人達は経済的に自立することや貧困から脱出することが出来なかったのですが、このマイクロクレジットでたくさんの人達がそのチャンスを得たそうです。

Img_1451 P7234429

私たちが訪問した場所は、1976年にグラミン銀行の発祥の地といえるチッタゴンの支店でした。約束の時間からだいぶ遅れて到着したのですが、銀行のスタッフの人達と融資を受ける女性たちが待っていてくれました。

Dsc_0195_1 Dsc_0204

借り手の女性は、旦那さんと薬屋を営んでおり以前にマイクロクレジットで4000タカ(約6000円)を借りたことがあり、今回はなんと50万タカを借りてさらに事業を拡大すると話していました。この人は2年間に毎週7000タカを返済していくそうです。金利は20%です。
ちなみにグラミン銀行の金利は、収入のある人:20%、住宅ローン:8%、学士ローン:5%、特別プログラムで0%です。

最近は、物乞いローンのプログラムを作って、物乞いの人達が物乞いをやめて新しい仕事が出来るよう支援しています。もちろん金利はゼロで、返済もある程度融通を利かしています。また、物乞いをして得たお金で返済することはダメだそうです。

借り手の95%が女性とのことで、男性はすぐ使ってしまうけど女性はまじめできちんと返済するから信用があるそうです。でも一人ずつのお金の使い道を聞いてみるとほとんどが旦那さんがやっている家業を広げるための資金になっていました。

そして今、全世界に進出しているグラミン銀行は、日本ODAの立派な卒業生と言えると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月22日 (金)

タタ、投資断念

今月はじめごろ新聞に、「タタ、バングラデシュ投資断念」の記事がありました。

「インドの大手企業タタグループが、製鉄所や発電所、肥料工場の約3200億円の大型投資計画を断念した」

天然ガスの供給について政情不安定のバングラデシュ政府から確約が得られなかったことが理由のようです。 総選挙が近づいて国内から反対意見も出たことや基本的にこの国のインドに対する心証がよくないことも理由だと書いてあるのもありました。

いずれにしても、3200億円の投資とは日本がこの国に支援するODAのおよそ8年分にあたります。製鉄所や工場が出来れば雇用の場も広がるし国内経済効果も2%ぐらい向上すると推定されていたのに残念なことです。いろいろな国内事情があるにせよ、せっかくの大型投資計画を逃がしてしまい、あとは他国からの援助を頼りにしてやっていくつもりなのでしょうか。

この国の経済発展はどうなるのか?貧困国脱出はいつになるのか?

日本ODAの援助もいつまで続けていかなければならないのか? とふと思いました。

Logo1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月21日 (木)

心残り!

この日もタイトなスケジュールです。案件は3件ですが視察先は4件になっています。チッタゴンの町に入ってからの昼食になりましたが、もうすでに予定の時間を相当過ぎていたみたいです。食べる前から早めに出発しますからとのアナウンス。

P7234405 いつものビュッフェ方式でしたが食べたものが全部おいしかった。もう1皿もらいに行きたかったけど何人かがもう席を立っていました。メンバーのYさんはまだしっかりと食べていました。私もまだ食べたい!でもでもあきらめて席を立ち外に出ました。

今度の旅行の最大の心残り!

Img_1432

そして、帰国してからメンバーの写真を見たらアイスクリームの写真があるではないか。誰だー!! このアイスクリームを食べたのはー!!

食べたかったあーー

 

 

 

話はころりと変わって店の前の通りに出て発見が2つありました。

Img_1436_2 ひとつはこの国で最初で最後に見た郵便ポストです。

Img_0424もうひとつは、通りの側溝の臭い(におい)。下水の臭い(におい+くさい)です。
ここの下水は通りの側溝に流すのか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月19日 (火)

農村開発(2)

コックスバザールからチッタゴンへ向かう途中に寄ったとこです。

Img_0402_2 P1010581_2

「東部バングラデシュ農村インフラ整備計画」の一環で支援建設したユニオン?の建物です。
村役場みたいな公民館みたいなものかなと自分では理解しています。
正直言ってよくわからないところでした。

説明では、
村落レベルで住民が自分たちの意見を交換する村落委員会を作り、その委員会の代表と地方行政機関などが週一または月一回の頻度でミーティングを行なっている。住民から道路の欠損などの実情を訴えると行政機関が迅速に対応をするという。

その会合場所や事務所になっているのがこの建物のようである。
地方行政組織の仕組み作りやその活動の支援をODA(有償支援)で行なっているようだ。

こんな立派な建物が必要なのかもわかりません。
このプロジェクトをわかりやすく説明できる方、補足願います。

(しばらくの間、YAHOOブログでも全く同じ記事を掲載しています。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月18日 (月)

ごみゼロの話

今日の新聞に、ごみゼロに関する記事が載っていた。(日本の話です)

そのひとつで今盛んに言われているのが、スーパー等のレジ袋をなくす運動である。買い物には買い物袋を持って行けばレジ袋がなくなりごみの減量につながるというが、はたしてそうなのか?

買い物袋の中に入っているものは、お菓子は紙箱かポリ袋に、野菜もパッケージ、魚もトレイに乗せて包まれており、そのごみは買い物袋の数十倍になりそうである。レジ袋をなくしてもそんなに効果は出ないと私は思う。

でも、商品ごとにパッケージされているものをなくせるかというと今更それは出来ない。今のパッケージによる清潔さは後退できないし、切り売り販売の仕組みを今更変えられないだろうから、買い物袋でも減らすしかないとの結論になったのか。

P1120079
バングラデシュでは、日本のODA技術協力でごみ収集の仕組みを作り上げようとしている。ところかまわずごみを捨ててしまう習慣しかない人達に、決められた時に決められた所にごみを出すことを習慣づけようとしているのである。
今のバングラデシュでは、パッケージが少ないので出るごみは少ないし、ごみを捨てる傍らでごみを拾う人がいて自然なリユース、リサイクルが成立している。
今であれば、日本よりもバングラデシュのほうが簡単にごみゼロの達成が簡単かも知れない。
また後日の視察報告で話したいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月17日 (日)

農村開発

正式に言えば、「東部バングラデシュ農村インフラ整備計画」と言います。

バングラデシュの田舎の農村では、雨が降ると道路がぬかるみ思うように移動が出来ないため、主として地方道路を舗装したり小さな橋を作り直したり、同時に農作物などを売りさばくための市場を作ったり、また地方の役場的?なコミュニティセンターを作り、地方農村の活性化を図るプロジェクトです。

平成16年度から19年度までに約113億円の有償資金(円借款)での支援です。

P7234317

ここの歓迎も盛大でした。ボーイスカウトみたいな青い制服と白い帽子で勢ぞろいした少年たちに迎えられました。歓迎の花束ももらいました。

Dsc_0010_1 このプロジェクトのもうひとつの目的として、整備した道路の簡単な維持整備を収入の少ない女性に委託して生活支援をしている。1日に90タカ(約130円)の日当のうち36タカを預金にまわし2年半で約3万タカになる仕組みを作っています。女性たちのほとんどが夫がいない婦人たちで、その資金で店を持ちたいとか、荷車を買って人に貸し出すとか、家を修理したいと言っていました。ここも女性の自立を支援をしています。

Dsc_0030_1

市場でのミーティングではたくさんの人が集まり、説明している人達の言葉が聞こえない。すごい人だかりです。結局説明してくれたことも質問したこともほとんどわからないままに終わってしまいました。

Img_0375 このあと市場の中をまわったけど、カレーのスパイスやにんにく、果物などや川で獲れたと思われる魚がたくさん並んでいました。昔懐かしい天秤を使っていました。しかし集まった人もたくさん。

Img_0372

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月15日 (金)

多目的サイクロンシェルター

昼食後、コックスバザールから車で約1時間ぐらい走った田舎の小学校に着きました。4件目の視察先です。
内陸部をずーと走って左側が海みたいな湖みたいな大きな川みたいな水辺で、どこにいるかさっぱりわかりません。
そう言えば雨季には水が溜まったところから塩を取るとか言っていたから海岸に近いのかな。

  たくさんの小学生に元気な大きな声で迎えられました。みんな元気です。
P7224277

Img_0351 
ベンガル湾の沿岸部では小高い丘もなく、サイクロンの高波に襲われたら逃げる場所がありません。このため地域の住民が避難するために建設された2階建てコンクリート作りの建物がサイクロンシェルターです。普段は小学校として使用しており、新しい建物と環境が良くなったことで子供たちの出席率もグーンと上がったそうです。

サイクロン災害対策だからでしょうか、ここも無償資金援助となっています。
実施機関はJICAです。
日本のODAでは平成5年度からはじめて81箇所を設置し、これからも38箇所を設置するそうです。
他国の援助機関もたくさん作っているようです。

Img_1366 床面積は約700㎡、教室は5室と教員室などがあります。また、深井戸式の手こぎポンプが備えられています。避難収容人数は2000人ぐらいで設計していると言うことでしたが、メンバーのみんなは2000人は無理だろうと言う顔をしていました。一時的な避難場所なので命が助かればよいと考えれば納得できないこともないです。

Img_1364 ここでも歓迎のために花束とか、飲み物や果物が出てきました。
緑の果物はグアバでしょうか?かぶりつこうとしましたが硬くて歯が立ちません。入れ歯、差し歯の私は無理したら大変なことになるのですぐあきらめました。代わりにバナナをもらって食べました。おいしかった。

Img_0333

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コックスバザール気象レーダー

P7220222

Img_1319

サイクロン常襲地帯であるバングラデシュ国への日本からの無償資金協力です。

ベンガル湾から襲来するサイクロンの情報をこの気象レーダーで感知し、大きさや上陸場所、時間を予測してみんなに伝える役目を担っています。今は国内に5箇所(1箇所は工事中)のレーダー基地を設置して、サイクロンのほかにインドなど上流地区の豪雨を観測して下流に位置する地域の洪水予測なども可能となっているそうです。

気象レーダーの施設は、レーダー本体から解析コンピュータ、非常用発電機などほとんどが日本製で、日本の技術者が現地へ乗り込んで作り上げたようで、日本にある設備とほぼ同じものだと感じました。
昨年襲ってきたサイクロン「シドル」の時は、一週間前から警報を出して伝えたために大きなサイクロンの割には被害が少なかったと話がありました。

気象協会のMさんが、わざわざ別の現場から車で10時間かけ駆けつけてくれて説明してくれました。丁寧な説明をありがとうございました。バングラデシュの気象予報システムは自分が作ったと自慢しても良いような人でした。

この施設に支援した金額は、8.66億円です。この金額が高いのか安いのかわかりませんが、前日のクムディニ病院に支援した金額と比べると2,3桁違います。
クムディニ病院の場合は資金を渡して病院が自身で器材を調達したもので、レーダー基地の場合は日本企業が施工して施設を引き渡したために割高になったのかな?日本の企業のためにもなったのかな?

いずれにしてもバングラデシュの人たちには大変役立っていると思います。同じく台風の常襲地帯に住んでいる九州の人間から見ると絶対必要なものと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コックスバザールへ

Img_0292 ホテルを朝7時30分に出発、10時発の飛行機でコックスバザールへ向かいます。
飛行機会社はユナイテッド、もちろんアメリカの飛行機会社ではありません。
30人ぐらい乗りのプロペラ機で今日は満席のようです。
我々のグループだけでも20名ぐらいだったので当然かな。普段はガラガラだろうと誰かが言っていました。
今日からは、大使館の人、JBICの人のほかにJICAの人が同行してくれます。


Img_0318 コックスバザールは、バングラデシュの南東部ミャンマー国境に近いベンガル湾沿いにある町で、その海岸線は世界一長いそうです。地形的には海水浴場がありこれからはリゾート地として発展しそうで、ホテルなどがたくさん建設されていました。ここのベンガル湾は遠浅になっており、相当沖まで行かないと青い海にならないのがちょっと残念ですが。
この付近で売っている衣服はほとんどがミャンマーから持ちこんだものだそうです。バングラデシュよりミャンマーのほうが労賃が安いそうです。
ダッカと違って小さな山(丘?)が見えたり、椰子の木があったり緑が多くちょっとリゾート地だな!


Img_0322 バングラデシュでは建築中のビルがたくさんあるので、建築ラッシュでとても活気があると最初は思っていたけど、ちょっと違うみたい!建築途中でやめたり、のんびりゆっくり建てているみたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月14日 (木)

クムディニ病院(2)

クムディニ病院は、1940年ごろに創始者E.P.シャハさんがジュート工場などの経営で財を成し、故郷の貧しい人たちのために設立した病院です。同じ敷地内には小学校や寄宿制女学校,看護学校および女医さんの養成学校などを設立し、女性の地位向上、自立を目指した仕組みも作られています。
特筆することは、この病院や学校などは、同財団のグループ企業の収益で運営されているということです。
「財団の主たる目的は病院や学校の事業の費用を賄うことであり、個人の利益を図ってはならない」これは創設者のE.P.シャハさんの教えで、今も受け継がれているそうです。

Dscf0056 病院の中を案内してもらったのですが、病室など建物の中はごみひとつなく清潔さを保たれていました。
入院患者は天井についている扇風機の風を受け、ベッドを並べた薄暗い大部屋で療養しています。

Dscf0054


  P7214180

若い女医さんたちです

Dsc_0203施設内の診療器材は驚くほど少なく、これでたくさんの人の診療が出来るのかと言うほど少ない器材でまた粗末な器材ばかりであった。案内してくれた人は「ここの患者たちを診療していくには今の器材で十分やっていける」と言っていたけど・・・(外来4万5千人/月、入院患者750人)
 
日本のODAが支援したのは草の根無償資金協力で、H14年に785万円、H18年に2997万円の支援をしている。H14年は救急車、外科手術台、吸引機など、H18年はガス発電機2台を購入する資金を贈っている。写真で見れるように購入した器材はとても最新のものとは言えないもので、また手術室も手術台のほかは電気メスの機械が1台置いてあるだけである。

Dsc_0100H18年のガス発電機は大きさ450KVA2台の発電機で、天然ガスが採れるこの国ではガス料金が安いのか、電力会社から買う電気料金より発電する燃料のガス料金のほうが安くなるそうで、これから常時運転をするそうです。当然、毎日突然に起こる停電の影響も受けなくて安定した電力が病院に供給されるとのことでした。
しかし発電機の値段がやけに安い!日本のメーカーと比べると半分以下?

ともあれこの日本ODAの評価は ◎です!
弱い政府の国では民間が率先して福祉を行なう。こんな福祉財団を支援すると言う方法もあるんですね。
目からうろこでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月13日 (水)

クムディニ病院へ

P1110447 クムディニ病院に着いたら、大使をはじめクムディニ病院の関係者などたくさんの人が待っていた。
 
モニターのみんなが席に付くと早速、クムニディ財団の理事長が挨拶をはじめた。

意味がわからないながらもきれいな英語でしゃべっていたようだ。普段はノルウェーあたりに住んでいるみたい。
隣に座っている母親が時々口を挟んでおり、運営の実際は今でも母親がやっているのかな?

ここで財団の主なメンバー10名ぐらいを紹介してくれたけど、これはバングラ人の慣習みたいだ。他のとこでも必ずメンバーの紹介があり、この紹介から外れると俺もと催促をしていた。

P1110467  挨拶が終わったら、敷地内の学校の校庭で生徒たちのマスゲームで歓迎された。
 

Dsc_0035



Dsc_0085 歓迎のマスゲームのあと、病院の施設案内と今回無償支援で贈った発電機の贈呈式があった
  

Dsc_0141  施設案内と贈呈式が終わったら今度はなんだろう?ODAのモニター活動はどうなった?
今度は学校の講堂みたいなところに座らされて何があるのかと思っていたら、多分学校の生徒たちであろうか、ご当地の民族舞踊や歌などを披露してくれた。なかなか上手!
看護教育と同時に宝塚教育もやっているのかな?


セレモニーが終わったのが夕方の5時半過ぎになり、これからがモニター視察である。


下の写真はクムディニ病院の建物、1940年ごろに建てられたものです。
Dsc_0129 



| | コメント (0) | トラックバック (0)

バングラの国旗

Bangradesyubig1

バングラデシュの国旗です。
赤い円は太陽を表し、地の緑色は豊かな大地を表しています。また、赤い色はパキスタンとの独立戦争で死んだ人の血の意味もあるそうです。
日本の日の丸にちょっと似ていますね。でも、よく見てください。
赤い円が旗の真ん中にありません。
ちょっと左側に寄っていますがその意味はわかりません。
知っている人があれば教えてください。


さて、最初の視察先のジャムナ橋で、橋の建設のために集団移転した住民にインタビューをしたりで、時間がだいぶ遅くなってしまい、昼食もそこそこで次の視察先へ出発することになりました。

途中でわかったのですが、次の視察先では井上大使が出席するODA機材の贈呈式があるそうで、我々より先に大使がすでに到着しており、待っていることが携帯電話で知らされました。大使がもう待ちきれないので始めようと言っていると電話があったみたいで、大使館のIさん、頭を抱えておりました。かわいそう!多分あとで怒られたことでしょう。
Iさん、すみませんでした。

2番目の視察先のクムディニ病院に着いたのは予定より30分以上遅れていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月12日 (火)

ジャムナ橋(2)

昨日の続きです。

現地について案内されたところは、まだ橋が見えないところです。3時間バスに揺られて着いたので、とりあえず皆はトイレに直行です。

ジャムナ橋を建設したときに工事関係者が宿舎(事務所?)としていたところが、今は記念館のようになっているところで、橋建設の話を聞きましたが、説明が始まってすぐ ヤバイ!  ←ヤバイ!は我々視察メンバーの一人が盛んに発した言語です

プロジェクタを使って英語で説明してくれるけど英語がよくわからない。同行している通訳のレザーさんが通訳しない!どうもレザーさんはベンガル語の通訳みたい。ヤバイ! 説明の半分以上がわからない。途中からJBIC(国際協力銀行)の人が補足説明してくれて少しばかり助かった

でも視察メンバーの大半は英語はわかるみたい。みんなはすごい!自分が情けない!


Img_0225 建設工事の説明で興味を引いたのが護岸工事についての話でした。日本では考えられないことですが、ジャムナ川の流れが度々移動するということです。
日本では当たり前の堤防がここにはない(というより堤防が作れる状態じゃない)ので、大きな川の流れがしょっちゅう動くとのこと。

これでは、どこからどこまで橋を架けたらよいかわかりません。そのために川の流れを一定にするために両岸に護岸工事をすることになったそうです。ちなみに橋梁工事(263.25)より護岸工事(303.39)の費用が高かった。           (単位は百万ドル)
P7214154このために、川の中洲に住んでいた人達の移転補償も行なったそうです。
写真は移転先の子供たちです。インタビューでの話やこの子供たちの表情では大きな問題はなかったかなと思います。


もうひとつ工事で難関だったのは地盤が軟弱だったことです。
ガンジス川やジャムナ川から流れた土砂がたまって出来たと思われるバングラデシュの国土は、有明海沿岸の干拓地と同じのようです。有明海の干拓地では民家を建てるときにも杭を打ちます。ここの橋げたを支える杭は、最大なんと83mの深さまで打ち込んだそうです。

こんな難しい場所ではなくても良いのにどうしてここを選定したのか?
「当初に5箇所の候補地を挙げて、最終的にこの地が総合的に経済的に一番良いということで決定した」との回答だったが、なんとなく???だった。
ダッカに近い場所で川幅もここより短い場所もあるが、現在フェリーが効果的に利用されているので、橋を架けるメリットが少ない。うん?????

1日の通行量は約7000台、年間収入23百万ドルとのこと、年々通行料も増えているので、経済効果は出ているし、円借款の返済もやってくれそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月11日 (月)

ジャムナ橋へ

7月21日(月) ODAモニターの最初の視察先です。
朝7時30分ホテル出発

Img_0222 ダッカからマイクロバスで約3時間ぐらいのところにジャムナ橋がありました。遠い!
途中に日本のODAで作られたきれいな道路(橋の取付け道路)を通って、途中からバスの前に警察の車がワーンワーンサイレンを鳴らして走っているので、うるさいなと思っていたら我々の車を先導しているとのこと。
大使館から警察へ事前に連絡をしておくと警備のために先導をしてくれるそうです。

パトカーから追っかけられたことはあるけど、先導されるのは初めてで気持ちよかったです。でもでも、サイレンを鳴らしても現地の車はぜんぜんよけない!
緊急車やパトカーに道を譲るという習慣がないみたい
パトカーに乗っている警察官が手合図でよけろと言ってやっとよけていたよう


さてさて、視察第1番目のジャムナ橋のお話です。

P7214157 ジャムナ橋は、バングラデシュを東西に分断している大河川のジャムナ川にかけられた、橋本体の長さが4.8kmもある向こう岸が見えないほどの長ーい長い橋です。
橋には鉄道や送電線、通信線、ガスパイプを一緒に通しての多目的橋となっています。100タカ紙幣のデザインにもなっているほどの大きな国家事業だったようです



建設費は、約7億ドルで世界銀行とアジア開発銀行と日本の国際協力銀行(JBIC)が2億ドルずつ、残りの約1億ドルをバングラデシュが負担したそうです。もちろん有償資金協力(円借款)なので、30年間金利1%で返済してもらうものです。

残念ながら日本の企業は建設工事に参加できなかったので、当時は日本のマスコミにだいぶたたかれたようです。
日本のODAは、単なる慈善事業でやっているわけではない、お互いの国のため(特に日本のため)、そして日本企業のために実施していると大使館の人も言っていました。
この橋の場合は日本企業が受注できなくて残念でしたということでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月10日 (日)

大使館

バングラデシュに到着したその日は大使館でミーティングがあった。



大使館の人の話です

※バングラデシュのイメージは、「バーベキューの炭火である、なかなか火がつかないが5~10年後にはボーボー燃えるだろう」 (視察後の感想:10年経ってもまだまだ燃えそうもないなあ!)

※田舎からダッカへ出てきた人の最初の仕事はリキシャ引きをやりとりあえず生計をたててから条件の良い仕事を探すそうだ

※政治は二大政党が拮抗して不安定、汚職度が世界で最も高い。反面、アジアでは最も民主的な国家(日本、韓国を除く)で報道の自由も確立している

※経済発展は6.5%で急成長中、ちなみに日本は2%?

※穏健なイスラム国家。
通訳の人も時々家では酒を飲むと話していた

※発電所が不足して停電が多い
天然ガスがたくさん出るが最近はガスの出も減っているそうだ

※道路が混雑。古い車と新しい車が混在し交通マナーも悪い
故障する部品はクラクションが一番らしい
リキシャと軽三輪車、おんぼろバスやトラック、バンバーの前後に鉄のガードをつけた日本製(カローラが多い)の新しい車などに加えて 道路を横断する人達でごっちゃごちゃ!
そして井上大使への表敬訪問
大使の話で4つの異が記憶に残った。
モニターメンバーのいろんな顔ぶれを見て
昔、大学で教えていたことをふと思い出したそうだ。
異民族、異世代、異業種、異性

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 9日 (土)

ダッカへ到着

福岡を離れて、道中3日目にしてやっとバングラデシュの首都ダッカに着いた。

Img_0197 今日はバンコクからダッカへ移動、約2時間半の飛行で機内は比較的空いていた。
ダッカ空港に着陸する直前に見えたバングラデシュは異様な光景であった。
上空から見て道路が見えない、見えている地域の半分ぐらいが浸水(冠水)の状態!



Img_0202 建築中の建物がたくさんあり、活気がありそうに見えるけど実際は工事の途中で中断しているみたい。
屋上の柱の上に伸びている鉄筋は、将来儲けたら増設するためだそうだ




入国手続き
飛行機が着陸して税関を通過するまで約1時間かかった
乗客がそう多くもないのに一人ひとりのチェックがすごく長いのんびりだらだらやっているのかと思ったがそうではなく、どうもパスポートの内容をコンピュータに入力しているようだ。
自動読み取り機はないのか?ODAで入れてやったらどうかと思った。
入国時の最初の印象が非常に悪い。また来たいとはとても思えない第一印象になった。

荷物検査のほうは、大使館の人が迎えに来てくれていたのでフリーパスで通れた。
さあいよいよダッカの町へ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

成田を出発

さあいよいよ成田を出発します。

Img_0138 万全を期して、ドタキャンを避けるためにか、
メンバー全員が成田空港のそばのホテルに前泊させられています。
ホテルの部屋はなかなか上等!一人部屋です。

P1100893 出発前の最終ミーティングというか、ホテルで昼食会があった
P1100918 成田空港のチェックインカウンター

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バングラデシュの予備知識

出発前にJICA東京国際センターで事前説明会がありました。
バングラデシュのこと、そこでやっているODAのことについて、
バングラデシュで暮らし経験した人からいろんな説明をしてもらいました。
みんなバングラデシュが大好きになった人ばかりでした。

青年海外協力隊OBの経験談も聞きました。
赴任期間2年間のうち最初の1年間は何をやっていいのかわからないまま過ぎて2年目ぐらいからやっと活動することができたそうな・・・
あるモニターからの意見がありましたが、若い青年海外協力隊の活動はどうしても経験不足があり本当に活動できるまで時間がかかっているようです。
派遣のあり方やJICAの指導方法など再検討する必要もありそうです。


Img_0560 そうそう、バングラデシュのことを書かなくちゃ
初めて知ったけど、バングラデシュの人口は1億4千万人ぐらい(戸籍制度がなくて推定です)
人口密度はシンガポールなど極小国を除いて世界一だそうです。
どこに行っても人がうじゃうじゃ、そして日本人などがいたら皆珍しがって寄ってくる。
バングラでは誰でも映画俳優か有名人になった気分になれるそうです。
その体感は後日のプログで紹介します。

経済成長率も年6.5%、
労働人口が多く労務費が安いので、今は縫製業が盛んなようです。
すぐに日本に追いつき追い越すと威勢のある言葉もテレビで聞いたので
現地での視察も楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ODA民間モニターに当選!

Img_0578

新聞記事でモニター募集のことを知り早速応募したところ、見事に当選!happy01

選ばれたのか抽選で当たったのかは定かではないけど、応募者1795人から選ばれた66人の中に入ったのだから大したものだと喜んでいます。

当選して早速バングラデシュの予備知識を得ようと本屋へ行ってびっくり!
「地球の歩き方」にバングラデシュ版がない!そんなに縁遠い国なのか…

これから、少しずつODAのことやバングラデシュのことを書いていきますので興味のある方は読んでやってください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)