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2008年11月

大歓迎!

P1110446 モニター視察初日のクムディニ病院では大歓迎をしてもらいました。

草の根無償援助で供与した発電機の引渡し式のために井上日本大使も出席した関係もあったのでしょうか?財団の理事長をはじめ、グループ企業のたくさんの偉い人たちも出席して挨拶のなかで理事長が一人ずつ紹介していました。

P1010438出席者を一人ずつ紹介することはバングラデシュの慣習でしょうか、紹介する人の漏れがないように気を使っているのが感じられました。他の場所でもそうでしたが、この紹介が結構時間をかけていました。ちょっと偉いかなという人がこの人も紹介しなくちゃダメだよという感じです。

それに比べ私たちは誰も自己紹介をやりません。団長だけが挨拶をしていましたね。団長ご苦労さんでした。

Dsc_0141ムディニ病院では、同じ病院の敷地内に小学校、中学校クラスや看護婦養成学校などが併設されています。

病院に着いたらすぐ理事長から感謝の挨拶があった後に敷地内にある女学校の小学校か中学校ぐらいの女生徒たちのマスゲームがありました。赤いスカートの生徒は低学年で地元の子供、黒いスカートの生徒は高学年で全国から集まってきた子供で寄宿舎に入っているそうです。

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マスゲームのあとは、病院内を案内してもらって途中で発電機の引渡し式が行なわれてから、今度は講堂みたいなところに案内されました。ちょっと暗いところで何が始まるかと思っていたら子供たちの踊りや歌が始まりました。民族踊りでしょうか、小さな子供もおりましたが高学年の女性の踊りはもうプロではないかと思えるほど素晴らしいものでした。

 

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札幌の人!

明日26日に、バングラデシュのODAモニターメンバーの一人である明瀬さんがJICA札幌のイベント「進化するODA」で報告いたします。

札幌の人!近くの方、是非参加してください。

☆ JICA札幌のイベント情報

  ◆ 第49回JICA札幌国際協力市民セミナー「進化するODA」  11/26(水)

Dscf0133 2008年10月1日、新JICAが誕生しました。独立行政法人国際協力機構(JICA)と国際協力銀行(JBIC)のODA部門が統合し、世界最大規模の二国間援助実施機関へと生まれ変わったのです。これによって日本のODAはどのように変わろうとしているのか。ODAの現場では何が起きているのか。今年7月にODA民間モニターの一人としてバングラデシュを訪れた明瀬さんにお話を伺いながら、新JICAのあるべき姿についてみなさんと議論します。
 
 日時:11月26日(水) 18時30分~20時30分
 会場:JICA札幌 ブリーフィングルーム
    札幌市白石区本通16丁目南4-25
 問合せ先:市民参加協力課 徳田・正井
      電話番号:011-866-8393  ファックス:011-866-8382
      Eメール:
sictp2-ed@jica.go.jp
 
【関連ファイル】
 第49回国際協力市民セミナー「進化するODA」(PDF/176KB)
 
http://www.jica.go.jp/sapporo/event/docs/081126.pdf

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草の根無償(2)

クムディニ病院には、2回の「草の根無償」援助がされています。2回目は、平成18年度に約2997万円の資金供与でガス発電機が購入されています。草の根無償の支援額が原則1000万円であるにもかかわらず約3000万年になったのは、それだけこの病院の福祉活動に対する評価が高かったのでしょうか。

Dsc_0083 我々モニターが訪問した日は、その発電機の引渡し式も行なわれるということで井上大使夫妻も出席されて、盛大なセレモニーで歓迎されました。セレモニー行事と理事長自らの施設内案内とかで時間をたくさん使ってしまい、肝心なモニター視察に対する説明が置き去りにされていましたが、帰る間際になってやっと手術室などに案内してもらい事なきを得ました。

2回目の援助で購入したガス発電機は、450KVAが2台とやや大き過ぎるぐらいのものでした。

援助の目的で一般的に言われていることは、バングラデシュは停電が多いのでその対策にとのことですが、担当者の説明を聞いてみると、電気料金を払うよりガス発電機の燃料代が安いとのことで、これからは一日じゅう発電機をまわしていきたいと話してありました。電気代が安くなり、停電の心配もなくなり、一石二鳥の効果があります。

ODAモニター資料には、「バングラデシュの電力事情は恒常的に劣悪なことに加え、電力需要が年々増加傾向にあることに起因し、停電が頻繁に起こっている。そのため、病院各種医療サービスの提供に重大な支障を生じており、医療機関への安定的な電力の供給が求められている。」と書いてあります。

Dsc_0095 発電機が2台もあるけど、病院全体の電気使用量は発電機1台で充分賄えるらしく、もう1台は予備機として交互に使っていくそうです。

うん?それはちょっともったいないのでは?と思ったけど、この病院の長年の福祉活動に免じて許してあげましょう。

理事長の歓迎の挨拶のなかでは、発電機を購入する際に、税金のことでひと悶着あったそうですが、英語がよくわからないので詳しいことはわかりませんでした。

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草の根無償

ODAの無償資金協力の中に、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」というのがあります。今回の視察案件でも、クムディニ病院とサッポロ歯科大学病院の2箇所で診療器具などを無償供与している案件がありました。

Dsc_0108この草の根無償は、途上国の現地で活動している団体を対象として支援する仕組みです。

聞いたところによると、5年以上継続して活動している団体などを対象として、原則1000万円以内の無償支援をしています。支援実施の審査をするのは現地の大使館で、本国で審査する他の支援と比べると、迅速に対応・実施が出来ることが特長のようです。

P1010444案件を見て私が感じたのは、右の写真でわかるように日本の設備と比べると粗末な設備が多いようです。無償資金の支援を受ける団体が自分で調達しているので、たくさんの物を安く買おうとする姿勢が良く見えてきます。

クムディニ病院の場合、平成14年度の支援64551米ドル(約780万円)で、救急車兼移動診療車・外科手術台・保育器・エアコン・吸引器・電解質分析器などを購入しています。

Dsc_0194日本人が購入して支援する場合は、粗末なものは与えられないと考えて、日本と同じレベルのものを支援するでしょう。救急車だけでも1000万円以上になるのではないのでしょうか。現地の人が調達すると、たった780万円でこんなにたくさんのものが買えます。

現地で調達する品物は、修理するにも現地で出来るというメリットがあります。安上がりで長持ちすることが出来るこの支援方式はなかなか良いなと思っています。

また、原則1000万円の上限をもう少し上げても良いかと思います。案件に係わる日本の関係者もたくさんいるようで、支援する金額の割には効率が悪いのではないでしょうか。

以下は、外務省の資料から抜粋したものです。 

(1) 草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下、「草の根無償))は、開発途上国の多様なニーズに応えるために1989年に導入された制度である。
(2) 草の根無償は、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関、並びに途上国において活動している国際及びローカルNGO(非政府団体)等が現地において実施する比較的小規模なプロジェクト(原則1,000万円以下の案件)に対し、当該国の諸事情に精通しているわが国の在外公館が中心となって資金協力を行うものである。
(3) 本スキームは、開発途上国の草の根レベルに直接裨益するきめ細かい「顔の見える援助」であり、また、機動的な対応が可能な「足の速い援助」であるという特徴を有している。
(4) なお、開発途上国において日本のNGOが実施する草の根レベルの経済・社会開発協力事業については「日本NGO支援無償資金協力」を通じ、また、開発途上国におけるNGOや地方公共団体が実施する文化・高等教育振興事業については「草の根文化無償資金協力」を通じそれぞれ支援を実施する。

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マトワイル処分場

P1120096ダッカ市内には、大きなごみ処理場はマトワイル処理場と新しいアミンバザール処分場があるようです。マトワイル処分場に行った時にもう一つ同じような処分場があると聞いたのでそうだと思います。

訪ねたマトワイル処分場では、一日300台のトラックが約1200~1300トンのごみを受け入れています。処理場の入り口では、搬入するごみの重さを量る計量器もありました。トラックは帰る時に汚れを落としてから出て行きます。日本的ですね。

P1120117_2ここでの日本のODAは技術協力の支援をやっているだけです。技術協力以外では「債務削減相当資金」で改善されています。ぶっちゃげて言うと、円借款で融資した借金を免除した代わりに、自前の資金でごみ処理場の改善をやってくださいというものです。ちなみにバングラデシュでの日本のODAは、累計で1580億円を借金をチャラ(債務免除)にしています。

さて、本題に戻ってごみの量を考えてみると、2004年時点での人口570万人のダッカ市では、一日あたり3200トンのごみが発生しており、リサイクルが420トン(13%)、残り2780トンのうち1380トン(43%)がどっかに行って処分場に届くのが1400トン(44%)だそうです。(発生量は一日一人あたり0.56kg)

P1120121 一方、人口140万人の福岡市では、一日あたり約2200トンが収集されています。(一日一人あたり1.57kg、ダッカ市の約3倍発生)

バングラデシュでは、買い物袋があるのかはわかりませんが、少なくとも日本のように商品ごとの包装がありません。鶏は生きたままぶら下げて持って帰る、肉は切って貰って紙に包んで持って帰る、お菓子は1個ずつ買ってすぐ口の中に入れてしまえばごみは出ません。

ダッカ市のごみは、福岡市のごみの3分の1ぐらいの比率で発生することは当分続くでしょう。

P7240186 但し、ごみ収集のシステムが順調に進めば、市内で発生する3200トンのごみがそのまま処理場に搬入されます。農村からダッカ市へ入ってくる人もどんどん増えて、今は人口1000人とか2000人とか言われています。ごみの量もどんどん増えていき、処分場もたくさん作る必要になり、将来はごみ焼却場も必要になります。

効率的にごみ収集システムを作り上げると、その分ごみの量が増えていきます。街中がきれいになる分が処分場の負担になります。

ごみ処理の開発をもっともっと進めていかなければなりません。

 

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福岡方式

Dscf0239 ダッカ市内に2つある大きなごみ埋立て場のうちの一つのマトワイル最終処分場に行ってきました。数年前までは、臭いがきついし、ごみは散乱しているし、埋立て場からの排水が周辺に流れ出して汚染を広げていたそうです。改善前と改善後の写真を見せて、如何に良くなったかということを一生懸命に説明してもらいました。

まだ臭いは相当ありましたが、数年前と比べると格段に良くなったと言われるとなんとなく納得です。

ここの処理場は、福岡方式という福岡市と福岡大学が開発した埋立て構造が採用されています。

右の写真は、埋立地の内部から空気を出す管です。

福岡方式は、埋立地の底部に浸出水排水管を設けて、排水する機能と同時に、管の上部に空気を通して内部のメタンガスを浄化させる機能も備えています。イランやマレーシアなど今はたくさんの国で採用されているそうです。隣県の人間ですが、ちょっと鼻が高くなります。

準好気性埋立構造(福岡方式)は、福岡市と福岡大学の協力により開発されました。埋立地の底部に栗石と有孔管からなる浸出水集排水管を設け、浸出水を出来るだけ速やかに埋立地の系外へ排除し、埋立廃棄物層に滞水させないようにした構造です。その結果、埋立地基礎地盤への浸出水の浸透を防止するとともに、自然換気により集水管から埋立地内部へ空気を取り込むことによって、廃棄物の好気的な分解を促進し、集水する段階で出来る限り浸出水を浄化しようとするものです。

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おまけです! 世界のナベアツならぬバングラのナベアツでした。誰だ?

Img_1530   Img_1529

 

  

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官民連携

今日届いた国際協力新聞に良い記事がありましたので紹介します。日本貿易振興機構(ジェトロ)の平野克己さんの記事です。 

「投資を行なうのは企業」

なぜ今、開発援助の現場で官民連携が注目されているのでしょうか。

開発援助の目的は、第一に途上国に経済成長をしてもらうことです。経済成長するためには投資が増えなければなりませんが、投資をするのは民間企業です。ですから、経済成長を考えれば企業と連携することは当然なのです。企業が反応しない援助は、少なくとも経済成長には結びつきません。

日本がこれまで援助で力を入れてきたアジアは、非常に人口密度が高い地域です。人口密度が高いということは経済密度が高く、企業の密度も高い。どこに道路や橋や工業団地をつくりましたとあえて宣伝しなくても、「インフラ(社会経済基盤)が作られたあの国に進出しよう」という動きが起きてきます。官民が自然にうまく働いていたのです。一方、アフリカは経済密度が極めて低いので、アジアでは当然と思っていたことが起こらないのです。

経済成長をするためには、政府の開発援助のみでは限度があり、民間企業の投資がどうしても必要になります。

アフリカは経済密度が低いので経済成長が難しいと書いてありますが、人口密度はものすごく高く経済密度も高いはずのバングラデシュは、今すぐ成長するようにはあまり感じませんでした。なぜでしょうか?

  • プラスの要因:人口密度が高い・土地が肥えて米がよくとれる・国民のやる気は高い
  • マイナスの要因:大河で道路が分断・国土の大部分が低地で洪水が多い・政府の統治力が弱い

やはり、まだ「インフラ(社会経済基盤)が作られたあの国に進出しよう」の段階になっていません。国全体がデルタ地帯の中で、大きな川がたくさんあってインフラを作るにも、洪水を防ぐ堤防を作るにも、膨大で気が遠くなるような力が必要なバングラデシュで、どこまで支援したら成長していくかはまだわかりません。

Img_0243 長さ4.8kmのジャムナ大橋です。こんな橋が100ぐらい必要なバングラデシュで、今は4~5箇所しかありません。

  Dscf0025 雨季になると国土の広い地域が冠水します。日本のあっという間の洪水と違って、ゆっくりと自然に増水するような洪水です。たくさんの川があり平地ばかりのこの国で堤防を作るなんてとても考えられません。

関係者の人が、「日本の企業がなかなか進出してくれない!」と嘆いておられましたが、経済支援の効果がなかなか出ない究極の嘆きではないでしょうか。

 

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クリーンダッカシティ

「CLEAN DHAKA CITY」をスローガンにして、ダッカ市のごみ収集システムの構築が進められています。ごみの一次収集は住民で、二次収集と最終処分はダッカ市(DCC)でと役割分担が決められています。

P1010646 今までごみを集めて出すとか、ごみ収集のためのお金を出すとかの習慣がまったくなかった人たちに、自分たちでお金を出し合ってごみを収集する仕組みを教え込むには相当の時間と労力がかかったでしょう。

それを日本の国際協力機構(JICA)が支援していました。

今回は、ダッカ市内にワードが90区あるうちの36区に案内され、住民参加型のごみ収集の実態を見ました。収集の仕組みは、

  • ワードの下のユニット(町内会みたいなもの)毎に廃棄物委員会設立
  • 収集料金などのルール決定
  • ユニットに委託されたNGOなどが各戸収集を担当

P1120031 になっています。JICAのプロジェクトが2011年までの計画なので、この仕組みを市内全域に浸透している途中かと思います。

街中の一角に出したごみを積み上げてあったり、コンテナ車に載せるまでの臭いなどで周辺住民から苦情も出ているようです。

日本のように各家庭がごみ袋に入れて出すという仕組みを取り入れることも考えられているそうですが、まだまだ先のことになるでしょう。

一次収集のリキシャの中で分別もやっていました。

P1120041  P1120062_2 

コンテナ車が出発したあとはまだごみが残っていますが、これぐらいは問題なし?

P1120082  P7240173

 

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モニター報告

バングラデシュでのODAモニター報告の画像が、国際協力プラザのホームページからアップされました。5分間の映像が5巻ありますので、是非見てやってください。

各モニターのコメントも映されていますが、自分が喋っているのを見ると、内容が意味不明で申し訳ないというか恥ずかしい限りです。もう少し勉強してから行くべきだったと今更ながら反省しています。

http://www.apic.or.jp/plaza/oda_today2008/bangladesh/bangladesh_1_512.html

 

Img_1107_3 立派な冊子の報告書も出来上がったし、モニターは帰国後の広報活動をしっかりやらなくちゃ!

 

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完全武装

首都ダッカに戻って、廃棄物ツアーに出かけます。夕方は、大使公邸での夕食会に招待されているので、ツアーに出かける前はごみ処理場での服装、そのあとはシャワーを浴びて夕食会での服装に着替えると忙しい日になりました。

Img_1478ごみ処理場の環境が相当な劣悪な環境だと、日本での事前説明会の時から何回も注意が あって、どんな服装が良いか、出発前の話題で盛り上がっていましたが、当日のメンバーの格好がこの通りでした。

完全武装です。

これから、ダッカ廃棄物ツアーが始まります。

ごみ処理場で働いている人たちに対し、ちょっと申し訳ないなと思いました。

Img_1511  Img_1515

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チッタゴンの港

P1110935巨大なデルタ地帯で形成されているバングラデシュの国土は広い範囲でベンガル湾に沿ってはいますが、ほとんどの海岸が遠浅になっており、大きな船が入ってこれる港がありません。

国内で最大の港であるのがチッタゴンの港です。そのチッタゴンの港だろうと思われるところが空港へ向かう途中でバスの中から見えました。 ベンガル湾に注ぐ河口が港のようでした。写真の港がメインの港がどうかはわかりませんが、岸壁に接岸して大型クレーンで荷卸や荷積みをする光景はありません。

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産業の発展に最も重要な条件の一つである大きな港がないのがバングラデシュの悩みです。

Img_0464 一方、空港は平野ばかりの国土ですから、どこに作っても良いぐらいの条件に恵まれています。ここは国内に3つある国際空港の一つで、まあ普通の地方空港というところでしょうか。出発カウンタの上部壁には大きな民族絵が飾ってありました。

バングラデシュにある港*はわずか2箇所、国際空港3箇所、国内空港は5箇所です。 *港のうち、漁港やフェリーの港は含まれていません。

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ただの援助はしない

岩波新書の文庫本アフリカ・レポート(著者:松本仁一氏)の中に「ただの援助はしない」というページがありました。

1980年に独立してから政治の独裁、腐敗のために国が壊れてしまった南部アフリカのジンバブエ(旧ローデシア)で活動しているNGOのORAPが唱えています。

先進国が主導して援助するのではなく、地元のジンバブエ人による旱魃地帯の農民の自立を支えることを目的とした約30年の活動実績を持つ地域NGOです。

「このあたりの農民は、自分は死ぬまで貧しいんだ、どうやってもそこから抜け出せないんだと思い込んでいる。だから外からの援助が始まると、べったりとそれに依存してしまう。そんなことはない、ちょっと方法を考えてがんばれば、自分たちの力だけで充分に豊かな生活が出来るんだ。そう呼びかけるところから始まった」

「ただで物を配る援助は援助は絶対にやらない」という考えで、村人が自分でどうしたらいいかを考え、こうしたいという方針が決めたら、そこでやっとNGOが動き出すやり方の援助をしているそうです。今は、ベルギーや北欧の援助団体からの支援(寄付)だけで活動しています。

バングラデシュのグラミン銀行総裁ムハメド・ユヌスさんの考えと同じですね。

単なる慈悲でお金を恵んでやっても貧困から抜け出すことは出来ない。貧困とは貧困から抜け出すチャンスがないだけであり、自立するためのわずかなお金を融資すればその可能性ができるということがユヌス総裁の考えです。

また援助のやり方として、日本のODAも、このORAPのような地元NGOなどの活動にもっと支援を広げれば、有効な援助が出来るのではないかと思います。

バングラデシュでも、クムディニ病院やサッポロ歯科病院のような貧しい人達への無料診察などの活動をしている団体に草の根支援*を行なっていましたが、1件当たり上限1000万円程度の支援ではやや不足と感じました。  *:草の根・人間の安全保障無償資金協力

国の顔が見えにくい援助でありますが、草の根支援の上限金額をもっと上げて、地元人が地元で活動する団体に支援することを広げていったほうが、援助の効果も上がるのではないでしょうか。

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国の顔が見えるように?日本のODAで供与された設備には、 「From the People of Japan」 のステッカーが必ず貼られています。

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